NBAのバーチャル・クラウド・ノイズ(仮想群衆ノイズ)は、K2とKS28のL-Acousticsサウンドシステムによって実現されました。世界と同様に、スポーツ業界がウィズコロナの日常に適応する方法を学びました。2020年7月下旬、NBAはいつもの観客と興奮したファンファーレの無い状況で、中止となっていたシーズンを再開しました。そして、バスケットボールを知っている人ならだれでも、観客の反応がゲームの結果に大きく影響し、プレイヤーの興奮と集中力を高め、最終的には最後の勝利ショットに影響を与えることを知っています。

ディズニーワールドのワイド・ワールド・オブ・スポーツ(WWoS)内のファンの声援と熱狂をリアルに再現するために、Firehouse Productionsはリーグと協力してオーディオシステムの設置と運用を行いました。ライブ放送会場、Emerald City/NBA Restartのプロダクション監督であるケビン・ドブスタッフ(Kevin Dobstaff)氏のチームは

、ホームファンやビジターファンが、まるで座席に座って試合を観戦しているかのように360°のサウンドスケープを作成することを目指しました。

「目標は18,000人の観客がいたら選手たちに聞こえる声援などを再現することでした。」と、NBA Entertainmentのライブプロダクションおよびエンターテインメント担当副長のカールトン・マイヤーズ(Carlton Myers)氏は述べます。

12台のL-Acoustics KS28サブウーハーによって補強された、それぞれ6台のL-Acoustics K2スピーカーによる10ハングが、このリアルな仮想音響体験を実現しました。スピーカーは、通常と違って観客席ではなくコートに音を集中させました。そして、Microsoft TeamsのTogetherモードを介して、コートの側面を覆っている約5mのLEDビデオボードに映された300人以上の実際のファンに埋め尽くされました。サウンドは、FOHエンジニアによってDiGiCo SD7コンソールを通じてミキシングされました。

マイヤーズ氏によれば、「22のチームすべてから実際の応援ソングと声援を集めました。居心地よく感じてもらうために、彼ら特有の音を送ってもらいました。」

L-Acoustics認定プロバイダーのFirehouse Productionsがこの前例のないオーディオエクスペリエンスをどのように実行したか詳しく知りたい場合、SVG Newsの記事をご覧いただけます。(英語)