Soundvisionが V2025.1.1にアップデートされました。

Soundvisionが V2025.1.1にアップデートされました。
Soundvision 2025.1.1 – 2025 年 6月
お知らせ
Soundvision 2025.1.1は、フォルダーパスに日本語などの2バイト文字が含まれている場合、ファイルのセーブおよびオープンができません。 お手数ですが、半角英数字のみを使用したフォルダーパスでのご利用をお願いいたします。
新たな機能と改善
このリリースは2025年5月のリリースに代わるものであり、重要な問題の修正および改善を含みます。
Soundvision 2025.1.1 で導入した新機能:
- ブリッジモード構成と、個々の SMPSのパワーバジェットを表示するデュアルパワーゲージを備えた、16チャンネルアンプリファイドコントローラーLA1.16iに対応しました。
- 測定の基準として最も遠いソースを用いて、プローブツールチップに幾何学的な遅延情報が表示されるようになりました。アライメントワークフローの推奨については、プリセットガイドの「Pre-alignment delay values」セクションを参照してください。
Soundvision 2025.1 で導入した新機能:
- マッピングモードではすべてのソースタイプ(フルレンジスピーカーとサブウーハースピーカー)の再生成分が表示されます。これにより「サブウーハーモード」を廃止しました。
- 現在カタログに掲載しているすべてのスピーカーと一部の旧型スピーカーの音響データに測定した位相情報を追加しました。 位相情報が含まれない従来のスピーカーは低域における他の音源との相互作用が不正確になる可能性があります。識別方法はヘルプを参照してください。
- サブウーハーまたは低域エレメントのソースに対して、オーディエンスでのブロックによるシャドウイングが発生しなくなりました。これは、グランドレベルにスタックしたサブウーハーの再生成分が、サブウーハーアレイより高い位置に存在するオーディエンスエリアのマッピングに表示されるようになったことを意味します。
- サブウーハーまたは低域エレメントのソースに対して、オーディエンス以外のオブジェクト(例:壁など)の音響透過性を有効にする新しいオプションを設けました。
- Loudspeaker data > Electronic settings > Alignment に新たに設けたディレイおよび極性設定により、フルレンジラインソースとサブウーハーまたは低域エレメントを組み合わせたミックスソースの各エレメントをタイムアラインさせることができるようになりました。
- Frequency response ツールボックスに、プローブとスナップショットを使って周波数レスポンスを評価するための新しいプローブモードを追加しました。
- コピーまたはシンメトリーで作成したソースおよびサーフェス/プロファイルのデフォルト名を変更しました。
その他の変更
- リリース年に基づく新しいソフトウェアバージョン番号 [YYYY(年)].[nリリース番号].[nバグフィックス番号] の採用により、互換性の識別を簡単にしました。ファームウェアバージョンとツールバージョン(L-Acousticsデバイススキャナー、USBターミナルなど)の番号は変わりありません。
- Soundvision 2025.1 および 2025.1.1は、macOS 10.13(High Sierra)および10.14(Mojave)と互換性のある最後のバージョンとなります。
プリセットライブラリーとエンクロージャーライブラリー 7.14
- LA1.16i、16チャンネルアンプリファイドコントローラーに対応しました。
- [SYVA SUB_60]プリセットのL-Drive設定を最適化して更新しました。
修正した問題
- プロジェクト名に特殊文字を含むファイルが開けない。
- 広いオーディエンスのSPLターゲットを表示させた際にパフォーマンスが悪化する。
- 以前のバージョンで作った「空のスナップショットを含むファイル」が2025.1で開けない。
- L2の軸外に設けたプローブが誤った周波数特性を示す。
- ハイブリッドアレイに対してAutofilterは不十分な結果を返すとともにパフォーマンスが低下する。
- X6i とX8i のメカニカル警告が他の同軸ソースの動作と一致していない。
既知の問題
Autosolver と LA Network Manager の互換性:
- マッピングモード時にAutosplay > Optimizeを実行すると、Soundvisionが予期せず停止することがあります。カバレージモードに切り替えてからOptimizeをクリックしてマッピングモードに戻す回避策で対応してください。
- オートソルバーを備えたソースにアライメントディレイと極性を適用してもオートソルバーの結果は自動的にリセットされません。オートソルバーの結果は手動でリセットしてください。(BA追記:ディレイおよび極性を変更するとFrequency Responseに表示される特性は変化しますが、それは「変更前の条件に対して作られたフィルターを使った算出結果に対してあとからディレイおよび極性変更を施したもの」です。ディレイや極性変更後にその状態に合わせてフィルターを作成したい場合は、手動でRefreshを実行しなければなりません。)
- Soundvision ファイルをLA Network Managerにインポートした場合、LA7.16(i)以外のアンプリファイドコントローラーでは極性が正しく設定されません。(BA追記:LA7.16(i)以外のアンプリファイドコントローラーの場合、Soundvision上で施した極性反転はLA Network Manager 上で手動設定しなければなりません。)
- Autosolver は非常に深いバルコニーのようなプロファイルに対して正常に動作しない場合があります。Autosolverの結果を手動で調整してください。
その他:
- 一部のWSTソースでは、高い周波数でのマッピング結果に微細な視覚的アーチファクト(人工的な化合物)が現れることがあります。これらのアーチファクトはAutosolverの結果には影響しないため、無視しても問題ありません。
- KaraII Down エレメントに110°とそれ以外の角度のパンフレックス設定が含まれるK2ラインソースを作ると、Zoning groupsに[KARADOWNK2 xx]プリセット名の代わりに[KARA II xx]プリセット名が表示されます。これは表示だけの問題であり、マッピング時とLA Network Manager へのインポート時には正しいプリセットが適用されます。
- マッピングモード時に3Dシーン上でソースを移動しようとするとSoundvisionが応答しなくなることがあります。カバレッジモードに切り替えてソースを移動しマッピングモードに戻す回避策で対応してください。
- KS21-OUTRIG またはK2-JACK+KS21-CHARIOT を用いてスタックしているKS21はYZシンメトリーを設定できません。
- LA2Xi およびLA4XアンプリファイドコントローラーにSYVA+LOWソースをアサインする場合、チャンネル1-2だけにしかアサインができません。チャンネル3-4はアサインできません。
- WIFOTILT およびA-TILT を使用したスタックアレイの角度をレポートで正しく表示できません。
- 3D scene において、透明度を設けたサーフェス越しの見え方は正しくありません。
- Apple M1 以上では、SPL Target ツールボックスの更新が遅くなります。
- Intel プロセッサーを内蔵したMacコンピューターでは、3Dシーンのディレイモードでマッピングをオンにすると、グラフィックにバグが表示される場合があります。マッピングモードをオフにして再度オンにすると、この問題は解決します。
詳細は下記ダウンロード項目内のリードミーを参照ください。
このバージョンの詳細は、リードミー2025.1.1をご覧ください。