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コラム
2019/02/07

L-ISAがReactor Groupの夢をかなえ、Huawei Winter Concertに素晴らしいサウンドを提供

Clemence
ブログ
2019年2月

Huawei Technologiesが主催する第9回ウィンター・コンサートが、2018年12月にロンドンのRoyal Festival Hall(RFH)で「Prince's Trust」慈善団体のために開催されました。この壮観なイベントは、ポール・ベイトマンが指揮するロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団をフィーチャーしました。また、テナーのジョセフ・カレーヤが主演し、特別ゲストとしてソプラノ 武赫(ウ・フ)と若き歌姫 ボー・ダーモットも登場しました。Winter ConcertはRFHの伝統あるイベントですが、2018年はL-ISA Hyperreal Soundの導入により、観客を圧倒する、まったく新しいオーディオプロダクションのアプローチが見られました。

Reactor Groupはプロダクション管理、サウンドデザインと設置を、この3年間Winter Concertで行ってきました。イベントのテクニカルディレクタである、Reactor GroupのJim Pollard氏は成功を収めた過去の2年間よりさらに素晴らしいものに仕上げたかったとのことです。

「『前回は大丈夫だったから』といって何も変えないことは、Reactorの仕事のやり方ではありません」と彼は言います。「イベントのFOHエンジニア Martin Dineley氏とL-Acousticsアプリケーションエンジニア Craig Harvey氏とのディスカッションの結果、L-ISAを使用することが、さらに定性的な体験を提供できると思いました。それは素晴らしい決断になりました!正直なところ、今までに取り組んできたショーで、オーディオに関してこれほどのポジティブなフィードバックを聞いたことがなく刺激的でした。」

「私は、Winter Concertのオーディオを担当するのは2度目でした」とDineley氏は付け加えます。「昨年は従来のステレオシステムを使用し本当にうまくいきましたが、私は初めての大規模なL-ISAイベントに、アブダビで開催された第46回アラブ首長国連邦建国記念日祝賀会で取り組んでいたので、その能力は記憶に新鮮に残っていました。昨年、RFHでリハーサルに立ち会った際、『これは本当にL-ISAに向いている、L-ISAなら、もっと素晴らしくなると考えました』 今年、その考えを実践することができ、その結果は本当に物事を変えました。L-ISAは、ほとんどのオーディエンスがワイドでディープな空間化されたオーディオを知覚できるようにするだけでなく、あなたがミキシングをしているとき、優先項目と予想を完全にくつがえします。特にオーケストラにとってのメリットは、その自然な表現と各楽器がミックスの中にリアルな空間を持っているという事実です。」

プロセニアム シーンシステムは、L-Acoustics 3D音響シミュレーションプログラム「Soundvision」でデザインされました。9台のKiva IIによる5つのハングと、中央のハングを挟んでフライングされた2台のSB18による2つのハングで構成されました。フロントフィルを提供するために、6台のX8がステージリップにマウントされ、指揮者台の両側に均等に分散配置されました。また、4台のX12がソリストにモニターを提供しました。すべてのスピーカーはLA12Xアンプリファイド・コントローラーでドライブされて、ショーはDiGiCo SD7コンソールでミックスされました。2台のエンジンは、それぞれのL-ISA プロセッサーを備えていました。

 L-ISAシーンシステムは、9台のKiva IIによる5つのハングと、2台のSB18による2つのハングで構成されました。フロントフィルとして、6台のX8がステージリップにマウントされ、指揮者台の両側に均等に分散配置されました。

 L-ISAシーンシステムは、9台のKiva IIによる5つのハングと、2台のSB18による2つのハングで構成されました。フロントフィルとして、6台のX8がステージリップにマウントされ、指揮者台の両側に均等に分散配置されました。

 モニターとして使用された 4台のX12

RFHは比較的狭い会場のため、この構成でオーディオのリアルなローカライズと全てのエリアで優れたカバレッジが提供でき、大多数のオーディエンスに対してL-ISAゾーンが実現されました。

しかし、Dineley氏によれば、以前使用したステレオシステムに比べて、L-ISAのメリットはそれだけではないとのことです。L-ISAは、ステレオシステムと同じカバレッジとSPLを実現できますが、ハングあたりのキャビネット数が少ないため、照明や投影位置を犠牲にすることなくトラスを低い位置に配置できるようになります。低い位置に配置できるので音がバルコニー下にも到達し、会場全体でL-ISAのカバレッジを維持しながら、面倒なバルコニー下のフィルが不要になったという2つのメリットがありました。

設置、ショー、撤収を含んでわずか25時間の非常にタイトなスケジュールで、時間に余裕がない中、Dineley氏はショーの前にL-ISAチームから受けたサポートに感謝しました。

「L-Acousticsはずっとそばにいてくれました」と言います。「ロンドンにあるL-ISAスタジオで、L-ISA Labsディレクター Sherif El Barbari からトレーニングを受けました。システムはとても直感的であり、予想よりもトレーニングは早く終わり、教わっておくべきこともそれほどありませんでした。当日は、素晴らしいチームのおかげですべてが予想通りにいきました。」

Pollard氏は、L-ISAを使用した結果、前年に比べてサウンドが大幅に改善され、より多くの観客により一貫したカバレッジを提供し、このような大規模なオーケストラから以前には聞いたことがなかった明瞭度が得られたと述べています。一方、Dineley氏は、オーディオチームの仕事と努力を称えます。

「一日中、何のトラブルや心配ごともなく平穏で、むしろユーモアに満ちた雰囲気でした。夕方には、次のイベントへの期待がさらに高まったといえるほど、壮大なショーになりました。」と、Dineley氏は嬉しそうに話しています。「RFHの観客は非常に耳が肥えた、知識の豊富な人たちであるため、非常に多くの称賛を受けたことはとても嬉しいことでした。今年が去年よりこんなに良く聴こえた理由を誰もが知っているわけではありませんが、そのよく聴こえた事実は、だいたいみんなに気付いてもらえました。こんなに多い称賛を受けたことは、本当に幸せなことでした。」

 ショーは、DiGiCo SD7コンソールにミックスされました

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