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コラム
2019/05/07

Ben Howardは L-ISA イマーシブ・サウンドを採用

Clemence
ブログ
2019年4月
ベン・ハワードの『Only Love』欧米ツアーでは、L-Acousticsが第一候補となり、Sound on StageがK2によるLRシステムを提供しました。ハワードのオーディオコンサルタント兼フロントエンジニア、Andy Magee氏は、K2システムが持つ「確実に予測可能な特性」のために選ばれたと語っています。

ヨーロッパに戻り、ロンドンのO2 Brixton Academyで開催された4日間のレジデントショーで最高のタイミングに達したとき、Magee氏はL-ISAイマーシブ・ハイパーリアル・サウンド・テクノロジーを選択し、イギリスのシンガーソングライターのファンに、アーティストとの関わりを高める、非常に親密なショーになりました。

 Brixtonのシーンシステムは、ステージの正面にわたって12台のKaraによる5つのハングと、3台のKS28による2つのサブアレイで構成されました

2017年に彼の新しい会社、Awesome Since 84を設立以来、Magee氏はライブミキシングにおける創造性の新たな道を切り開きたいと考えてきました。ロンドンのO2 Brixton Academyで開催されたハワードのソールドアウトとなったレジデントショーは、彼の野心を叶えることができました。

「ツアーの場合、オーディエンスの収容人数は2,000~10,000人がほとんどで、従来のステレオ構成を使いました」と、Magee氏は言います。 「しかし、ベンはずっと前からサラウンドサウンドのような雰囲気を作り出す方法を常に探していたので、Brixtonのパフォーマンスはそれを実現する絶好のチャンスとなり、L-ISAは理想の技術に思えました。」

Magee氏はロンドンでのフルテクリハーサルの前に自宅のスタジオで1週間のプリプロダクションを行いました。L-ISAのスケーラビリティにより、準備からパフォーマンスへの移行がシームレスになりました。「9チャンネルのL-Acoustics 108Pコンパクトコアキシャル・ラウドスピーカーを使用して、ミックスの訓練をしました」と言います。「私は8平方メートルの部屋からBrixton Academyへ移行することはなかなか難しいことになるだろうと思っていましたが、すべてが非常に簡単に現場へ移行できました。」

そこで、Britannia Row Productionsの専門的知識が提供され、シーンシステムとして、Brixtonのステージの正面にわたって 12台のKaraによる5つのハングと、3台のKS28による2つのサブアレイがフライングされました。4台のSyvaと4台のX12がそれぞれグラウンドとバルコニーのレベルにサラウンドを提供しました。Mageeは彼自身のDiGiCo SD5コンソールでショーをミキシングしました。またセカンド FOHエンジニア、すなわちベテランミックスエンジニアとNoonday Dreamアルバムエンジニア、John Cornfieldも手助けをしました。

 4台のSyvaと4台のX12がそれぞれグラウンドとバルコニーのレベルにサラウンドを提供しました

「ジョンはパンニングシステムで特定の効果を発揮していました」とMagee氏は説明します。「私のSD5には110の入力と90のバスがあり、L-ISAプロセッサには64出力を使用していました。これは入力、出力グループ、補助出力の組み合わせでした。L-ISAへの出力に加えて、SD12からセンドとリターンバスを使って特定のパンニングキュー、いくつかのアウトボードエフェクト、ダイナミクスプロセッサーなどを行いました。入力と出力のいくつかは、私がこのツアーのためにカスタムメイドで作ったMIDIによるトークバックシステムに使われました。これにより、チームはベルトパックコントローラを介してインイヤーモニターで話したい相手を簡単に選ぶことができました。ジョンは私のコンソールにインサートされたDiGiCo SD12をミックスしました。多くのことが同時に起こっていましたが、数台のDiGiCoは、すべてが簡単に進みました。

「私のコンソールでSDシリーズ・ソフトウェアとの統合は本当に素敵でした。私はReaper DAWで自動パンニングを使用していたので、コンソールでL-ISAをコントロールしながら、Reaperでパンニングデータを出力していました。従って、サウンドフィールド内に常に移動している要素がありました。」

Benの最後のツアーでは、ステージには6人しかいませんでした。今回は11人のミュージシャンがいて、ソースを増やす必要がありました。「私はすべての音楽情報をLRミックスに入れるのに苦労していました」とMagee氏は説明します。「しかし、L-ISAを使えば、サウンドフィールドに幅と深みを増やすことができ、観客の聴覚体験を完全にすることができました。」

L-ISAの多次元性により、ハワードのチームは曲のさまざまな要素を際立たせて、ロンドンの音楽評論家に賞賛される経験を提供することができました。ロンドン・タイムズのMarilyn Kingwellが書いたように、「その結果は素晴らしく、超越的でした。」 ショーが『Nica Libres at Dusk』で始まった瞬間から、ハワードたちはファンを魅了しました。そして魔法にかかったかのように、それがどうやって可能になったのかは誰にも想像できませんでした。

L-ISAはその魔法の一部となり、ハワードの才能あるクリエイティブ・チームのおかげで、音楽の限界を押し広げるという彼の欲望を実現することができました。Mageeにとって、この経験はSRへのアプローチとその可能性を根本的に新しくしました。

「ベンさんは、このテクノロジで得られるサウンドが大好きです」とMagee氏は結論として述べます。
「ロンドンにあるL-ISAオフィスに初めて行ったときは、何が達成できるかを聴かせるために、私は午前中にすべてを設定しました。彼の反応は、私たちが何年もの間創り出そうとしていたまさにそのような能力をL-ISAが与えたということでした。小さなギターの音が部屋の中を動きまわることで、オーディエンスを包み込むようなエフェクトを作り、後ろから来るリバーブでイマーション感を持続させました。とてもユニークでした。」

ベンさんは音楽的に立ち止まりたくないのです。彼のライブショーに関しては、従来の限界を常に広げるようにしています。L-ISAはそれを実現しました。」

すべての写真は Luke Dyson 提供です。






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