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コラム
2019/05/31

LA Philは、L-Acoustics L-ISAで 壮大なオーケストラ体験を実現

Clemence
ブログ
2019年5月

最近ソウルで開催されたスタジアムショーで、ロサンゼルス・フィルハーモニックは、壮大なビジュアルと、L-ISAハイパーリアル・サウンド・テクノロジーの提供する壮麗なサウンドによって、有名な作曲家ジョン・ウィリアムズの楽曲をまったく新しいレベルに導きました。

音楽と芸術監督、グスターボ・ドゥダメルが率いるロサンゼルス・フィルハーモニック管弦楽団(通称 "LA Phil")は、2018/19年のロサンゼルス・フィル創立100周年記念プログラムで100周年を迎えました。シーズンには、ウォルトディズニーコンサートホールとハリウッドボウル、無料のCelebrate LA野外フェスティバル、7都市で7回のレジデントショーと3大陸での公演を含むグローバルツアーなどが含まれます。

そのツアーは、LA Philの2019年春スプリング・ツアーからソウル、東京のツアーで始まり、ソウルオリンピック公園体操競技場 (KSPOドーム) で開催されたジョン・ウィリアムズによる映画音楽の素晴らしい公演を含みました。ジョン・ウィリアムズの作品には、『スターウォーズ』、『インディアナ・ジョーンズ』、『E.T.』、『ハリー・ポッター』、『ジュラシック・パーク』などの受賞歴のある映画音楽とクラシック音楽があります。その素晴らしいポートフォリオの良さを十分に発揮させるために、このショーは巨大スクリーンに映し出された映画のモンタージュと、L-ISAによって見事にイマーシブなサウンドスケープを提供しました。

 L-ISAはKSPOドームで、Gustavo Dudamelに指揮されたLA Philオーケストラとオーディエンスとのつながりを強化します
写真提供者:MastMedia

そのシステムは、グラミー賞を受賞したサウンドデザイナー、ミキサー、そしてLA PhilのパートナーであるFred Vogler氏によって指定され、韓国のL-Acousticsパートナー「Seoul Sound」によって供給・設置されました。

Vogler氏がツアーのサウンドデザインを引き受けたとき、彼はすでにソウルのショーが可能性の限界を超えた、華々しいものを表現する素晴らしい機会になることを知っていました。「私はいくつか L-ISAショーを観たことがあり、去年はオーケストラと演奏したdeadmau5のL-ISAミックスも行いました」と回想して言います。「ソウルでL-Acousticsの強力なサポートを受けられるとわかった時、すぐにL-ISAチームにデザインとコーディネートを依頼しました。それは今までより大きなシステムを使う機会になり、私はL-ISAの可能性を大変楽しみにしていました。」

システム設計は、L-Acousticsアジア地域アプリケーション担当のAlvin Koh氏およびL-ISAアプリケーションエンジニアCarlos Mosquera氏が担当しました。どちらもKSPOドームの音響に課題があることを認識していましたが、L-ISA Toolsフィーチャーパックを使用したL-Acoustics Soundvision で行った会場の正確なモデリングによって、最適なソリューションを構築することができました。「カバレッジに加えて、ハイパーリアリズムやイマーション感などといった知覚に関連する要素について、Soundvisionにいくつかの優れた評価機能が追加されました。これらはすべて、インパクトのある、L-ISAエクスペリエンスにとって重要なことです。」とKoh氏は述べます。

最終的なセットアップは、15台のKaraによる7つのアレイがシーンシステムとしてステージ上に配置され、メインのL-ISAゾーンにいない客席エリアをカバーするために、12台のKaraによる2つの拡張アレイと、10台のK2による2つのアウトフィルアレイも配置されました。サブウーハーは、6台のKS28による2つのアレイがエンドファイア構成で中央のKaraアレイの真上に配置されました。2つのアレイの慎重にタイムアラインされ、ステージエリアに回り込みのない、観客エリア全体でムラのないサブの一貫性を実現しました。

 7つのKaraアレイがシーンシステムとして配置され、メインのL-ISAゾーンにいない客席エリアをカバーするために、2つのKara拡張アレイと、2つのK2アウトフィルアレイも配置されました。サブウーハーは、6台のKS28による2つのアレイがエンドファイア構成で配置されました。

 7つのKaraアレイがシーンシステムとして配置され、メインのL-ISAゾーンにいない客席エリアをカバーするために、2つのKara拡張アレイと、2つのK2アウトフィルアレイも配置されました。サブウーハーは、6台のKS28による2つのアレイがエンドファイア構成で配置されました。

そのセットアップは、サウンドに関するデザインチームのすべての思惑を叶えただけでなく、会場にこれからの基準となるシステムも提供したと言えます。Seoul Soundチームリーダー、Doo Soo Park氏は次のように語ります。「この会場は音楽施設としてではなく、陸上競技施設として設計されました。従って従来のLRシステムでは、前面から背面へのリニアなSPLと周波数レスポンスを達成することは非常に困難です。しかし、L-ISAテクノロジがそれを解決しました。」

ソウルのイベントでFOHミックスには、オーケストラ内の楽器の位置を強調するためにL-ISAのオブジェクトベースのポジショニングが使用されました。Vogler氏によると、それはオーケストラとオーディエンスとのつながりを強化したと言います。

「指揮者とオーケストラは、L-ISAシステムによるアリーナでの経験について何度も賛辞を述べました」と言います。「多くのメンバーがロックスターのように感じたそうです。彼らは皆、ステージ上で従来のシステムとの違いをはっきりと感じました。その違いによって、彼らはオーディエンスから良いエネルギーを受けたそうです。また、LA Philが毎年夏に演奏するハリウッドボウルでL-ISAを使う計画があるかどうか、多くのミュージシャンが尋ねてきました。私は言いました。『それに取り組んでいます!』と。」

「これは私のキャリアの中で最も印象的なショーの1つでした」とDoo Soo Park氏は加えて述べます。「LA Philharmonicのパフォーマンスは素晴らしかったです。L-ISAのおかげで私は、すべての楽器の細部まで自然な音色がはっきりと聴こえました。このショーは私のサウンドに関する「理想」を変えました。それを実現するためにFredさん、Carlosさん、そしてAlvinさんと協力できたことを非常に嬉しく思います。」

Vogler氏にとって、全ての経験は価値のあるものでした。「Seoul Sound チームは、プロフェッショナルで、才能があり、対応が早く、とても丁寧です」と述べます。「すべてが正常に機能していました。本当に素晴らしいチームです。私は将来彼らともっと関わっていきたいと思っています。

「それがうまくいくことを願い、私は新しい経験を積むためにソウルに来ました。結局、それは私の期待を遥かに超えました。ソウルで収めた成功を非常に誇りに思っています。」

 (左から右へ) L-AcousticsのCarlos Mosquera、Gustavo Dudamel、Fred Volger

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