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2020/05/25

AES50ケーブル 使用に関する注意事項

Hiroyuki Tanabe
ブログ

 

対象機種:
SuperMac(AES50) 及びHyperMacプロトコルを使用したEtherComケーブル接続を行う
Midas及びKlarkTenikの製品全般

MIDAS、KLARKTEKNIKがネットワークオーディオ(AES50)を採用して現在に至るまでにプロオーディオ業界で製品の機能は日々進化しており、様々な機能を持った製品の制御やオーディオの伝送をネットワーク経由にて行う事が一般化されました。
機器の進化によって、過去に実現が難しかったシステムの運用が容易になった反面、ネットワークにはアナログオーディオに比べて極めて高い周波数による通信が必要な為、ノイズについても今まで以上に配慮が必要なケースが生じております。

上記の状況に伴いAES50ケーブルでも敷設において幾つかの配慮が必要となります。


1.電源ケーブル、蛍光灯等のノイズ源のそばに敷設しないでください。
⇒外部からのノイズによって通信エラーを起こしてしまう場合があります。

2. 複数のケーブルを敷設する場合、ケーブルをまとめない(束ねない)でください。
 ⇒特に長距離を敷設した場合、他のケーブルからのノイズを拾うことで通信エラーを起こしてしまう場合があります。

3. 余長となるケーブルがなるべく生じないように敷設してください。
 ⇒余長となるケーブルが生じてしまい、ケーブルを巻いて処理する場合は円の直径を変えて巻くなど処理を行ってください。同じ直径で円を巻いた場合、ノイズの影響を受けやすくなりますので 通信エラーを起こしてしまう場合があります。

4. ケーブルを固定する場合、強く結束しないでください。
⇒ケーブル内部の構造が変化することで伝送品質の劣化が生じます。

5. ケーブルを曲げる場合、緩やかに曲げてください。
⇒ケーブル内部の構造が変化することで伝送品質の劣化が生じます。

6. RJ45プラグにEtherconシェルを併用することを推奨します。
⇒シェルを使用することでRJ45プラグの振動による通信エラーを防止に役立ちます。

7. カーペット、ビニール床、人工芝等に仮設ケーブルを敷設する場合、STPケーブルの使用を検討してください。
⇒これらの床に敷設する場合、静電気が発生する場合があり、誤動作の原因となる場合があります。シールドされたツイストペアのケーブル(STPケーブル)には静電気の保護に役立ちます。


また、製造および開発元であるMusic Tribeから以下の内容で、Ethercomケーブルの仕様が示されるようになり、シールドされたツイストペア(STP)Etherconケーブルを推奨するようになりました。

これまで、Music Tribeのお客様には、シールドなしツイストペア(UTP, 機種:PRO Series)とシールドされたツイストペア(STP, 機種:M Series)Etherconケーブルの両方の使用を推奨して参りました。
Music Tribeは、AES50接続に使用されるEtherconケーブルの使用を標準化しています。
また、シールドされたツイストペア(STP)ケーブルは、シールドされたRJ45プラグとEtherconシェルでのみ使用する必要があると述べてきました。

STPケーブルには、電磁干渉からケーブルを保護するホイルまたは編組シールドの追加の利点があります。良好なホイルまたは編組シールド、および正しく接続されたシールドプラグとシェルは、AES50接続でのドロップアウトの原因となる静電放電(ESD)からの保護にも役立ちます。

稀に、シールドされたEtherconケーブルの一方の端をシールドから切断されたままにすることで、グランドループに役立つ場合がありますが、これはAES50接続にはメリットがありません。これらの接続には、Etherconシェルを含む両端でシールドの導通が必要です。これにより、放電や近隣での落雷などの強力なESD影響に対して可能な限り最良の保護が保証されます。

従いまして、弊社と致しましては、製造および開発元であるMusic Tribeの指示に基づき、シールドされたツイストペア(STP)Etherconケーブルを推奨して行くこととなります。

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