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2020/12/09

L-Acousticsは、ニーダーザクセン州の放送局にパワーと柔軟性を提供

Hiroyuki Tanabe
ブログ
Großer Sendesaal(大ホール)の様子。

2020年9月

KシリーズとAシリーズは、ドイツで有名なランドマークに新たなサウンドの領域をもたらします

ニーダーザクセン州の州都であるハノーファーは、緑豊かな広々とした公園、美しい宮殿や美術館に加えて、この地域で最も有名なランドマークであるランデスファンクハウスニーダーサッセン(ニーダーザクセン州放送局)の本拠地となっており、地域の公共ラジオおよびテレビ放送局である北ドイツ放送(NDR)の一部にもなっています。その象徴的な建物には、様々な企業や音楽イベントが開催される350席のホール、クライナー・センデサール(Kleiner Sendesaal)と、毎年100回以上のコンサートを主催するNDRラジオフィルハーモニーによく利用される1,250人収容のグローサー・センデサール(Großer Sendesaal)があります。この夏、2つのホールはL-AcousticsのウルトラコンパクトでパワフルなKiva IIと柔軟性の高いAシリーズで構成される有意義な音響のアップグレードを実施しました。

どちらのホールもライブ音楽から映画音楽のコンサートまでのイベントを開催しており、既存のサウンドシステムでは高品質のSRに対する要求に追いついていませんでした。「高まる音質要求と、プロダクションからのライダー要求が相まって、新たな時代のオーディオに対応できる、新しく最適化されたサウンドシステムが必要になりました。」と、州放送局の音楽プロダクション部長であるインゴ・シュワルツェ(Ingo Schwarze)氏は説明します。

チームの厳しい要求を満たす解決策の検討後、サウンドデザインとソリューション企業であるTheaproは、最終的に2つのシステムの比較検討を委託されました。L-Acousticsは、技術的な音響測定とリスニングテストの両方で文句なしの勝利を収めました。「ヘッドルームなどの特定の音響レベルを歪みなく再生する要求の他に、ホール全体を可能な限り均一にカバーすることも重要な条件でした。」とシュワルツェ氏は続けます。「また、壁の反射をなくし、スピーチの明瞭度を高め、ステージ上の音を減衰させるシステムも必要としていました。」

音質の検討に加え、チームは建築的な課題に取り組んでいました。リギングポイントには重量制限、シネマ・スクリーンを妨げないようにスピーカーを設置する必要があるために高さ制限があり、サイドフィルとフロントフィルの配置が事前に決められていました。

 大ホールの最終的なシステムは、カーディオイド構成で配置された7台のKiva IIと2台のSB15mサブウーハーの左右のハングで構成されています。

L-Acousticsが2つのホールのシステムとして選択され、L-Acousticsセールスマネージャーのセバスチャン・ウィットロック(Sebastian Wittrock)氏と設備向けアプリケーション責任者のマルタン・ロード(Martin Rode)氏がシステム設計を行いました。大ホールの最終的なシステムは、カーディオイド構成で配置された7台のKiva IIと2台のSB15mサブウーハーの左右のハングで構成されています。3台のL-Acoustics SB18mサブウーハーは、ステージの両側に移動できるスタックとして配置され、5台のKiva IIはサイドフィルとして利用されています。フロントフィルは、9個のコアキシャル5XTスピーカーがステージリップ全体に均等に配置され、ホール全体を完全に分布したサウンドを提供します。片側1台ずつの5XTもアウトフィルとして機能します。「Kiva IIは、平面が六角形で、均一な音の分布が達成しにくい大ホールでも素晴らしい仕事をしてくれます。」とシュワルツェ氏。「過去は、反射や周波数キャンセリングによる音声の明瞭度の低下が大きな問題となっていました。Kiva IIにより、これらの点は著しく改善されました。」と締めくくります。

 Kleiner Sendesaal(小ホール)の様子。
 小ホールのA10 FocusとA10 Wideのハング。

小ホールは、A10 FocusA10 Wideを1台ずつによるL-Rのハングを採用しています。「また、2台のSB18mサブウーハーの2つの移動できるスタックがカーディオイド構成で左右に配置されています。」とシュワルツェ氏は続けます。「チームは、サブウーハーをフライングしたり固定で配置したりすることができないことから、多用途なフルレンジシステムを望んでおり、小ホールには、Aシリーズが選ばれました。」とウィットロック氏は説明します。「AシリーズのPanflex可変指向性により、水平面での分布を制御し、壁からの不要な反射を防ぐことができます。」

シュワルツェ氏は、SB18mサブウーハーの可動性を特に高く評価しています。「サウンド要件に応じて、両方のホールで使用できます。これは、費用対効果的にも有効です。」と強調します。

Amptown System Companyは、完璧にシステムの設置を行ってくれました。

「私たちは両方のホールのシステム設計に本当に満足しています。全体的にサウンドに関する私たちの最初の感想は非常にポジティブであり、特に低域は、移動用SB18mサブウーハーのスタックを使用しなくてもインパクトがありました。」と締めくくります。「私たちは、現実に観客が集まれる最初のパンデミック後のショーを非常に楽しみにしています。観客が新しいシステムの優れた音質を高く評価すると確信しています。」

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