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2021/01/29

星空の下でクリスマスコンサートはL-Acousticsで輝かしい成功を収める

Hiroyuki Tanabe
ブログ
ピオリアキャンパス

2020年12月

2020年12月に行われたChrist's Church of the Valleyの毎年恒例のホリデー・スペクタクルは、フェニックスエリアの10ヵ所のキャンパスで行われました。Clearwing Productions はP1とM1を加えた210台のL-Acousticsスピーカーを設置し、すべての会場にわたって最高の一貫性を保ちました。

アリゾナ州フェニックス - フェニックスとその周辺で活動する非宗派のキリスト教会であるChrist's Church of the Valley (CCV)は、大掛かりなことをするのを好みます。1982年に設立されたCCVは、1996年に1日で100万ドル以上の資金を集め、ピオリアの北西郊外にある50エーカーの土地を購入し、3000人収容のメインキャンパスを建設しました。 今では礼拝所は10ヵ所となり、2021年にはさらに2ヵ所の礼拝所が完成予定です。

教会は、2020年の毎年恒例のクリスマスイベントが、COVID-19の影響で中止されることを望みませんでした。そのため休暇期間の6日間、すべてのキャンパスの屋外で「クリスマス・アンダー・ザ・スターズ」を、ソーシャルディスタンスを守る対策を取りながら安全に開催することにしました。推定50,000人を集めたそれぞれのキャンパスは、Clearwing Productionsのフェニックスが提供した210台ものL-Acousticsスピーカーエンクロージャーと適切なコンポーネントの設置のおかげで素晴らしいサウンドを得ることができました。

「信じられないほどでした。」と、L-Acoustics Kシステムエンジニア(KSE認定)でもある Clearwingオーディオエンジニア兼デザイナーのジョー・スピッツァー(Joe Spitzer)氏は回想して述べます。「10のステージを持つミュージックフェスティバルのようにアプローチしました。L-Acousticsは、スピーカーとテクノロジーの完璧な組み合わせを持っていたので、それぞれの場所で音響やカバレッジのニーズにマッチしたPAシステムを設計・構築することができました。また、10のサイトすべてで一貫した音質を確保できました。 さらに、L-Acoustics KaraKiva IIのシステムを半分以上のキャンパスで使用しているため、教会で聞き慣れているサウンドと一致していました。そういうこともあり、システムのパフォーマンスは彼らのエンジニアにとって非常に馴染みのあるものでした。」

ピオリアのメインキャンパスに最大のシステムがセットされました。メインアレイとして片側に7台のKara、サイドアレイとして6台のKaraがフライングPAで構成されていました。6台のSB28サブウーハーは低域を提供し、全システムは4台のLA-RAK IIに3台ずつでマウントされた12台のLA12Xアンプリファイド・コントローラーによってドライブされました。

他の9ヵ所のキャンパスでは、片側6台のKaraか8台のKiva IIスピーカーを組み合わせて使用しており、ほとんどの会場ではSB28またはKS28サブウーハーの上にスタックして使用されましたが、2ヵ所のキャンパスでは片側6台のKaraがフライングされていました。1つの会場は扇形の広い客席エリアを持ち、片側2台のA15 Wideと2台のA15 Focusのエンクロージャーを使用しました。Clearwingのチームは、合計74台のKara、48台のKiva II、10台のX8、6台のX15 HiQ、6台のARCS II、4台のA15 Focus、4台のA15 Wide、8台の12XT、2台のSyvaと、合計28台のSB28、16台のKS28、4台のKS21サブウーハー、25台のアンプリファイド・コントローラのラックをセットしました。

しかし、この大規模なプロジェクトにはスピーカーやアンプだけでなく、L-Acoustics社の適切なデジタルツールと優れたロジスティックプランも重要でした。スピッツァー氏は、「屋外のすべてのステージで、屋内で得られるのと同じトーンと低域コンターを実現したかったのです。」と説明しています。スピッツァー氏は5日間に渡り、各場所でシステムをセットアップした後、最終的なチューニングとキャリブレーションを行いました。彼はそこで、L-Acoustics Soundvisionシミュレーション・ソフトウェアと、LA Network ManagerにバンドルされているM1キャリブレーションスイートをP1プロセッサー上で組み合わせて使用しました。これらのプラットフォームを組み合わせることで、システム設計から始まり、チューニングや試聴までのシームレスなワークフローを可能にし、毎晩、すべてのサイトでシステムのパフォーマンスに最大の一貫性を持たせることができました。

『Christmas Under The Stars』で多用された LA Network Managerのコントロールとモニタリングソフトウェアの特別なアプリケーションの一つに、温度と湿度の測定条件に基づいて空気補正フィルターを同時に調整できる「Autoclimate」機能があります。「バンドは昼間にサウンドチェックを行っていましたが、ライブが始まる頃には気温が下がり、湿気が増えていました。」「特に湿度の変化は高域に影響しますが、Autoclimateは、必要に応じて高域をダイヤルバックし、空気状態の変化を自動的に補正することができました。このようなイベントの際にとてもありがたい機能です。」

教会のチームも同意しました。制作ディレクターのブレア・ドレイク氏は、全てのサイトでの音質の一貫性と、教会の中で聞こえていた音との整合性に感銘を受けました。「Soundvisionのモデリングは非常に正確でした。ソフトウェアの予測が最終結果に非常に忠実でした。」と、他のイベント会場のオーディオクルーを監督したほか、ピオリアキャンパスでFOHサウンドのミキシングを担当したドレイク氏は指摘します。「これは、L-Acousticsを長い間使用してきた多くの理由の1つです。」

また、過去6年間建てられたCCVのすべての教会にはKaraとKiva II PAシステムが導入されており、2021年にはフェニックス郊外のLaveenとQueen CreekにもL-Acoustics Aシリーズのサウンドシステムが導入される予定です。「Clearwingはこのプロジェクトで素晴らしい仕事をし、非常に困難な条件下で素晴らしい仕事をしてくれました。」と述べます。「そして、L-Acousticsは、それをすべて実現するための適切なツールを提供してくれました。」

 スコッツデールの現場ではグラウンドに置かれたSB28の上にARCS IIをスタックしたシステムが採用されました。
 ノースフェニックスの現場。スタックしたSB28とフライングしたKaraのシステムが採用されました。
 ピオリアキャンパス
 ヴェラードの現場ではA15/KS21のシステムが採用されました。

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