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2021/02/26

マイアミ大学のフロスト音楽学校は、L-Acoustics A10システムを歓迎

Hiroyuki Tanabe
ブログ
2021年2月
Unreal-Systemsは、クラーク・リサイタルホールにKS21サブウーハーを組み合わせた新しいAシリーズをインストールします

フロリダ州コーラルゲーブルズにあるマイアミ大学の評価の高いフロスト音楽学校(University of Miami Frost School of Music)は、1926年のキャンパス設立まで約1世紀に及ぶ豊かな歴史を持っています。今日では、全米で最も革新的な総合音楽学校の一つと見なされています。

L. Austin Weeks Center for Recording and Performance内にある147席のビクター・E・クラーク・リサイタルホールは、現在在籍している700人近くの学生にとって親しみやすい会場になっています。リサイタル、コンサート、アンサンブル演奏などで毎日使用されているこの会場は、著名な音響学者チャールズ・ボナー(Charles Bonner)氏によって、様々な音楽を最適なリスニング条件とレコーディング条件で演奏できるよう可変式の音響設計がされています。エレクトロニック・ミュージックの研究とパフォーマンスへの関心の高まりに対応するため、同校ではL-Acoustics認定レンタル兼設備会社であるUnreal-Systemsに、ホール用の新しいAシリーズ・スピーカーシステムを設置するよう依頼しました。

「通常、この規模の会場は純粋にアコースティックで十分な空間ですが、フロストスクールでは、エレクトロニック・ミュージックの制作に重点を置いたコンピュータミュージック・アンサンブルなど、より現代的な音楽のためににクラークホールを使用するようになっています。」と、Unreal-Systems のプロジェクト・マネージャー兼リード システム エンジニアの ロス・ラブリー(Ross LaBrie)氏は述べています。   「彼らはパワフルなPAオプションを要求していましたが、サブウーハーをグラウンドスタックしないことも要求していたので、メインエンクロージャーの上にサブウーハーを設置可能なPAが必要でした。L-Acoustics Soundvisionでオプションをモデリングした結果、A10とKS21のペアリングが、学校が望む忠実度、カバレッジ、予算に合った適切なソリューションであることがすぐにわかりました。」

ホールの新しいスピーカーシステムは、2台のA10i Focusと1台のA10i Wideに2台のKS21iサブウーハーを左右にアレイしています。それらは、吊りのの存在感を視覚的に最小化するために、会場の色にマッチしたRALカスタムカラーで仕上げられています。また、追加の1台のA10i Focusは、アレイの間の天井に隠されており、最初の数列の中央の座席にセンターフィルカバレッジを提供します。ステージ上では、モニター用に最大6台のコアキシャルX12ウェッジを配置することができます。4台のLA4Xアンプリファイド・コントローラーはモニターとFOHの両方のセットをドライブします。

 

「クラークホールはやや狭い空間であるため、エネルギーを壁から逃がすことが重要でしたが、A シリーズの可変可能なルーバー機能はその実現に非常に役立ちました。」とUnreal-Systemsのオーナー兼システム技術担当者のジェイムズ・テハーダ(James Tejada)氏は説明します。「高域のエレメントの指向性をコントロールすることで、SPLを会場の奥まで押し上げることができ、前から後ろまで本当にスムーズでまとまりのあるSPLを実現することができました。」

ラブリー氏はさらに、特にドライバーサイズの明らかな違いを考えると、A10とKS21の組み合わせが「非常に印象的」だと述べます。「A10の10インチドライバーとサブウーハーの21インチドライバーの間にはかなりの差があります。」と説明します。「しかし、2つは非常にシームレスにつながり、非常に少数のエンクロージャーから全帯域を均等かつ美しくカバーするシステムになっています。」

過去5年間フロストスクールのプロダクションサービスディレクターを務めてきたダナ・サルミネン(Dana Salminen)氏ほどクラークホールで長い時間を過ごす人はいません。彼にとって、L-Acousticsは最初から当たり前の選択肢でした。「私は、大小規模を問わずほとんどのショーでL-Acousticsリグを使用してきました。」「L-Acousticsは、その明瞭さ、パンチ、そしてディテールのよさから、私のライダーの中で常に一番の選択の1つです。ショーにL-Acousticsシステムがあれば、安心できます。ですから、クラークホールにスピーカーシステムを導入することになったとき、L-Acousticsが用途に理想的だと確信しました。」

「ホールでは、ピアノのソロからオペラ、ジャズ、現代音楽に至るまで、さまざまなジャンルのパフォーマンスが行われています。そのため、私たちの目的は、周囲に視覚的に溶け込みながら、その幅広いジャンルに対応できるスピーカーシステムを選択することでした。」と述べます。「要件は、ジャズの演奏を自然に補強しつつも、ロックバンドやエレクトロニック・ミュージック・アンサンブルのサブベースのために、高いSPLと明瞭度を維持できるようなPAを提供することでした。すべての点で、A10システムは素晴らしい役割を演じています。」

「新しいアレイが導入されて以来、多くの学生や教職員が劇場の音に高い評価をしています。わずかなの小さいフライングと1つのセンターのフィルだけで、空間全体をカバーし、ステージ上に音がこぼれることもほとんどないのです。通常ならばPAに近いアコースティック楽器やヴォーカルにハウリングの惨事を引き起こしてしまいます。また、授業やリハーサルを中断しないように時間外に作業を行ってくれたなど、あらゆる面で、Unreal-Systems と一緒に仕事をすることができたのは、本当に喜ばしいことでした。そして、会場の中で視覚的に目立たず、どのジャンルにも十分に対応できる驚異的なL-Acousticsシステムを提供してくれました。 本校で今後何年にもわたって役立つことでしょう。」

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