東京文化会館は、「首都東京にオペラやバレエもできる本格的な音楽ホールを」という要望に応え、東京都が開都500年事業として建設され、1961(昭和36)年4月に開館しました。
以来今日まで、オペラ、バレエ、クラシックコンサートなど、世界中の著名なアーティストによる名演の数々が繰り広げられ、“奇跡的”とも言われる音響の良さと相まって、その名は“Tokyo Bunka Kaikan”として広く世界にまで知られています。

今回パーカッショニスト・スクリーンを導入したきっかけについて伺いました。

「当会館で導入する以前に、半野外の現場で使用したことがあり、反響板としての効果が得られることは検証済みでした。
特に音響設計がされていないホール外では、音が空間に散ってしまい、その他の雑音でかき消されてしまいます。東京文化会館という、クラシックとアコースティックを主とした劇場でいかに生音のまま聴衆に届けるかを模索していた所、パーカッショニスト・スクリーンを導入するきっかけとなりました。」

大ホールホワイエにて弦楽四重奏の「ティータイムコンサート」が行われた際の様子

客席の無いステージ後方に逃げてしまう音を観客側へ効果的に反射するように設営されています。

「透明なアクリルで出来ているので、ホワイエの景観を損なうことなく、演奏者・観客への圧迫感や違和感を与えない点もメリットだと思います。」



※パーカッショニストスクリーンは受注生産品です。価格・納期等につきましては、弊社までお問い合わせください。
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