東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス様へRAT STANDS譜面台が納入されました。

2019年4月に、新たに開校された東京音楽大学中目黒・代官山キャンパスには、最新のデジタル技術を活用した録音・録画スタジオや、豊かな音響を誇るTCMホール、大中小の各種レッスン室が80室以上あり、良質なレッスン環境で学生に優れた学びの場を提供しています。

 
RAT STANDS
導入のきっかけについて東京音楽大学演奏課楽器室 高橋様、作曲(映画・放送音楽コース)講師 佐野様へお話をうかがいました。

「最初にRAT STANDSを知ったのは、知人が所有していた折りたたみ式譜面台の“JAZZ STAND”でした。高さ調節にこれだけ自由度の高い譜面台はほかに知りません。
和楽器などの座奏で使用できる上に、通常の据え置き型の譜面台よりも高くなり、あらゆる場面で活用しています。また譜面台のトレー部分が柔らかい素材でできているため、ノッキング音が気にならず、録音の妨げになりにくいことは非常にありがたいことです。
大学の練習室などの場合、毎日多くの学生が使用しますので、金属製の譜面台を何度も出し入れしているとピアノや壁などがいつの間にか傷ついてしまっている事があり悩ましかったのですが、この譜面台にはその心配がありません。」

“Jazz Stand”のように折り畳む必要のない練習室には、同じトレーの素材でより丈夫な“Performer3”を採用していただきました。


天井が高く、大きな窓から木漏れ日が降り注ぐ、解放感あるL127レッスン室。 常設された”Performer3“譜面台(アディショナルリップつき)

「“Performer3”を採用するにあたって多くの教職員や学生の意見を取り入れました。最初はトレーの裏側のハニカム構造(※トレーをより頑丈で壊れにくくするための設計)のデザインに抵抗があったのですが、実際運用してみると気になりませんでした。」

スタイリッシュなデザインと豊かな響きのL422レッスン室 “Performer3”譜面台(アディショナルリップつき)※トレーの裏面は強度を高めるハニカム構造

 「“Performer3”の採用の決め手になったのは、譜面台の高さ調整をする際の「硬さ」を調整できるという点でした。学生が座ったまま譜面台の高さを上げ下げできるくらいの硬さに調整して使用しています。また他社にはない機構で、譜面台のベース(足)の構造が三脚タイプでありながらコンパクトに収納できるという点がとても気に入りました。オプションのペンや弓などを置く“アディショナルリップ”は取り外しができるため、あり・なしの両方を用意しています。譜面台は音を遮る要因にもなりますので、リップが不要な場合はリップなしを使用するなど、使い分けをしています。

価格的にもリーズナブルなので購入しやすかったというのも理由の一つです。」

楽屋・レッスン室201 “Performer3”譜面台 アディショナルリップありとなしの両方を常設。

 

 レコーディングスタジオ「TCM Studio」では“Performer3”と指揮者用譜面台“Concert Conductor’s Stand”が採用されました。

 
【最新のデジタル技術を活用したTCM Studio】
※きれいに整列された“Performer3” (写真左)と使用風景(写真右)

 「大きなスコアを使用する際に使っています。これはRAT STANDS製品全般に言えることですが、背が高くなるところがポイントです。ヴォーカルのレコーディングの場合、顔の高さまで譜面台を引き上げて使用することが多いのですが、ほかの譜面台だと限界の高さまで上げても、背の高い人が使用すると顔の位置まで上がらない場合があります。顔の高さまで上がらないと歌い手の顎が下がってしまい、マイクの指向性から外れてしまうので、譜面台の高さはとても重要になります。」



納入された製品

Performer3譜面台 …178台
Performer3アディショナルリップ …113枚
Jazz StandⅡ …5台
Concert Conductor’s Stand …1台

※製品詳細ページ
Performer3
JAZZ STANDⅡ
Concert Conductor’s Stand


東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス
〒153-8622 東京都目黒区上目黒1丁目9番1号
https://www.tokyo-ondai.ac.jp/d/