L-Acousticsは、業界をリードするオブジェクトベース・ミキシング技術「L-ISA」専用のトレーニングプログラムを需要の高まりによって世界中で開始しました

2019年3月

L-Acousticsは、Prolight + Soundトレードショーに先立って、ライブイベントおよび固定設備のために、市場をリードするオブジェクトベース・ミキシング技術であるL-ISAイマーシブ・ハイパーレアル・サウンドの実装を目指すシステムおよびミキシング・エンジニア向けのトレーニングプログラムの開始を発表しました。まず第一に、L-Acoustics本社であるフランスのマルクシー、ニューヨーク州ニューヨーク市、カリフォルニア州ウェストレイクビレッジおよび一部の提携施設でのみ、招待講演が開催されます。2019年の第4四半期から、より多くの方々にトレーニングを拡大する予定です。

L-ISA Labsディレクター、Sherif El Barbari氏は、L-ISAテクノロジの関心と普及の急増に伴って、エキスパートユーザーのグローバルコミュニティの必要性が高まっていると述べます。「L-ISAは、イベント、ツアーリング、体験型アトラクションなど、あらゆるところで勢いを増しています。『Aerosmith Deuces Are Wild Residency』やMark Knopflerのツアーなどのライブイベントに加えて、ロンドンのEartH、モスクワのロシヤシアタや2隻のPrincess Cruises船などに「ハウス PA」としてインストールされています。フェスティバルの需要も高まっています。」とSherif氏は説明します。「この業界の多次元オーディオへの移行をスムーズにするために、エンドユーザーにL-ISAシステムの設計とミキシングに精通していただきたいです。これまでL-ISAに関して多くのシステム/FOHエンジニアと個人的に交流してきましたが、その本質的な使いやすさと直感性がこの技術を、新しいユーザーにとって非常に親しみやすいものにしていると言えるでしょう。とは言え、オブジェクトベース・ミキシングは全く別の考え方なのです。エンドユーザーは観客に最高の体験を提供したいのですが、その目標を達成するために実践的なトレーニングは何よりです。」

 
 

L-ISAトレーニングは、システムエンジニアとミキシングエンジニアが結集する、理論と実践を融合させる半日セッションで行われる3日間のセミナーです。ミキシングエンジニアは、L-ISAショーの準備、符号化、およびミキシングについて学びます。システムエンジニアは、L-ISAテクノロジに基づいて構築されたSRプロジェクトの設計、実装、調整、操作について学び、Soundvision 3.1.0のL-ISA Toolsフィーチャーパックへの特権アクセスを取得します。

セッションは、両方の専門に関連する共通のコアで開始および終了するように構成されています。スタティック設定とダイナミック設定におけるライブオブジェクトベース・ミキシングのチュートリアルとベストプラクティスを通じてL-ISAテクノロジをフルシステムアプローチで紹介します。このプログラムは、セミナーの途中から、システム/ミキシング・エンジニア特有のタスク、科目、目的に対応する役割別セッションに分岐されます。セミナーの締めくくりとして、システム/ミキシング・エンジニアは、ネイティブのL-ISAプリプロダクションとゲストエンジニアのサポート、そしてステレオからL-ISAへの移行のプロセスを考慮して、L-ISAプロジェクトマネージメントについて話し合うために再会します。セミナー終了後、システムエンジニアとミキシングエンジニアは、L-Acousticsからプログラムへの受講証明書を受けとります。

L-Acousticsのサイエンス・アウトリーチ(科学教育活動)ディレクター、Etienne Corteel氏は、次のように語ります。「L-Acousticsの洞察では、最適なシステムオペレーションを確保するために、エンドユーザのトレーニングは不可欠な要素になります。世界中でL-ISAトレーニングを提供することは、その継続的な取り組みにおける新しい、重大な一歩です。さらに、少人数のグループでセッションを開催することで、個々のエンドユーザーのニーズと質問に対応する、関連性の高い、パーソナライズされた指導を提供できます。私たちは、このアプローチが定義の学習目標をうまく果たすだけでなく、P2Pの交換と強化の環境を促進することを信じています。」

2019年に、L-Acousticsは、「Systems Fundamentals」や「Variable Curvature Line Source」からL-ISAテクノロジーなどに至るまで、結果重視のセッションで50か国の6000人の参加者にトレーニング証明書を発行する予定です。L-Acousticsトレーニングの詳細については l-acoustics.com/en/training/program をご覧ください。