2004年にL-Acousticsは新たな回折モデル「DED」を開発しました。DED(The Distributed Edge Dipole)はAESジャーナルに発表され、低域サウンドデザインに論理的で予測可能な方法論を提供します。
DEDモデルは、スピーカーから放射した音がキャビネットエッジで回析する際に発生する、位相反転や群遅延について説明したものです。DEDモデルは、エンクロージャーのサイズや、物理的なカーディオイドアプリケーションのモデリングに適用されています。最新のサブウーハー設計には、ピーク音圧の増加を目的とした超低振動璧と、タービュランスノイズの大幅な削減を担うプログレッシブ形状ベントを採用しています。
L-Acousticsサブウーハーは、最新の音響特性、信号処理、コンポーネントの技術革新により、固定設備やツーリングなどの使用用途や、複数の動作モードに関わらず、優れたレベルのパフォーマンスを提供します。
SB18はモジュラーWSTラインソースとコアキシャルシステム向けにデザインされたサブウーハーです。SB18を加えると、再生周波数を32Hzまで拡張します。コンパクトな設計と内蔵されたリギングウェアにより、フライング時のKara との組み合わせに非常に適しており、強化したコンターを必要とするアプリケーションで使用することが可能です。
バスレフ型のエンクロージャーには特別にデザインされた18インチのトランスデューサーが組み込まれており、インパクトのある高感度な効果、低いサーマルコンプレッション、そして低歪を生み出します。プログレッシブベントによるピーク音圧の増加とタービュランスノイズの低減の特性をあわせ持ち、精度と音楽性の点でこの上ない音質を得られます。
SB18のコントロールとアンプリフィケーションは、LA4XまたはLA8jp(LA-RAKjp)から行われます。内蔵のDSPフィルターには優れたクロスオーバー機能、システムEQ、トランスデューサーのデュアルサーマル&オーバーエクスカージョン保護機能が備わっています。L-Acousticsのアンプリファイド・コントローラーで使えるドライブモードは次のとおりです。:
・スタンダードモード:KUDO、Kara、Kiva-KILO、ARCSと組み合わせて使用し、ハイボックスと距離を置いて設置する場合、60HzのLPFが入った([SB18_60]プリセット)がお勧めです。また、Kara、ARCS、XTシリーズと組み合わせて使用し、ハイボックスと距離を近くに設置する場合、100HzのLPFが入った([SB18_100]プリセット)がお勧めです。
・カーディオイドモード:KUDO、Kara、Kiva-KILO、ARCSと組み合わせて使用し、ハイボックスと距離を置いて設置する場合、60HzのLPFが入った([SB18_60_C]プリセット)がお勧めです。また、Kara、ARCS、XTシリーズと組み合わせて使用し、ハイボックスと距離を近くに設置する場合、100HzのLPFが入った([SB18_100_C]プリセット)がお勧めです。
SB18エンクロージャーの性能は、選択したプリセットと物理的なシステム構成に依存します。高品質のバルチックバーチの積層合板から作られたキャビネットには、XTシリーズ、Kiva 2台との使用を可能にするポールマウントソケットが備わっています。
●タイプ:
デュアルバスレフ
●アンプリファイドコントローラー:
LA4X、LA8jp
●周波数特性(-10dB):
32Hzまで ([SB18_100]プリセット)
●最大音圧レベル:
138 dB ([SB18_100]プリセット)
●指向性(-6db):
スタンダードかカーディオイド
●トランスデューサー:
1 x 18"
●リギング:
35mm ポールマウントソケット
フライング時:M-BUMP
●IP/UV 等級:
IP:IP55、UV:6
●サイズ:
W x H x D : 750 x 540 x 707mm
●重量 :
52 kg