2020年8月
マドリッドで開催されるコンサートシリーズは、パンデミックの影響を受けた技術者、ミュージシャン、ツアースタッフのために資金の調達を目的としています。

7月15日、Live Nationはスペイン、マドリッドの有名なサラ・ラ・リビエラで、地元の有名アーティストが出演するコンサートシリーズ「Crew Nation Presenta」を開始しました。このコンサートシリーズは、ライブ音楽の舞台裏での仕事に支障をきたしている無数の人々や企業を支援するために、Live Nationが設立した「Crew Nation Global Relief Fund」のための募金活動を行っています。会場に常設されたL-Acousticsサウンドシステムを利用して、スペインの人気シンガーソングライター、Guitarricadelafuenteが、チケットが即日完売されたオープニング・コンサートのヘッドライナーを務めました。

ラ・リビエラは、ボブ・ディラン、ジェームス・ブラウン、ポール・ウェラー、レディオヘッド、ジェームス・テイラー、ビョークなど、世界的に活躍するミュージシャンを30年に渡りホストしてきたマドリードの名門会場です。

ホセ・アントニオ(Jose Antonio)氏は、ラ・リビエラのオーディオサプライヤーであるHey Ho Lets Sound (HHLS)の技術・プロダクション・マネージャーです。彼は2011年にL-Acousticsシステムを導入して以来、チームの一員として、会場で働いています。

「元々は1997年からL-Acousticsの機材を使用し、スペインで30年前からトップ企業であるSorter S.A.と一緒に仕事をしていました。最近になって、この会社をさらに一歩進めるためにHHLSを設立することにしました。」と語ります。「スペインのL-AcousticsディストリビューターであるTakeoff社が行った、La Rivieraへの販売と設置に、L-Acousticsシステムが決定されたのには、Sorter社が影響力を持っていました。HHLSは、優れたオーディオ、経験豊富な専門チーム、L-Acousticsのみの機材を提供するというSorterの哲学を継承しており、それが今日まで会場との関係が続いている理由です。」

La Rivieraの常設L-AcousticsシステムはCrew Nation Presentaのサウンドシステムのバックボーンを提供しています。メインPAには左右に6台ずつのKudoが吊り下げられ、左右に4台のSB28サブウーハーがグラウンドスタックされ、センターフィルには3台のKaraが設置されています。アッパーバルコニーのディレイは、9台のLA8アンプリファイド・コントローラーでドライブされた、片側2台のKara、2台のARCS、4台のMTD-112bです。

オープニング・コンサートでは、HHLSはステージモニター用に10台の115XT HiQを使用し、サイドフィルはARCS4台とSB-282台で構成されました。それらは6台のLA8にてドライブされました。

「La RivieraのL-Acousticsシステムは完璧に設計・調整されています。」とLive Nationプロダクション担当のマヌエル・レケーナ(Manuel Requena)氏は述べます。どんな演目や観客数でも同じクオリティで反応し、最も要求の厳しいエンジニアにも満足してもらっています。いつも自分のシステムでツアーをしているアーティストでも仕込みとバラシの手間がなく、ツアーらしいサウンドシステムを楽しんでもらっています。技術チームと一緒に仕事をするのはいつも楽しいことで、お互いに全幅の信頼を寄せ合っています。

地元当局が定めたすべての安全衛生対策を遵守し、2,250人収容の会場は550人の観客に制限されました。座席は4つのエリアに分けられ、出入口はそれぞれに特定、トイレ、バーも指定されました。また、マスク着用の義務化と日常的な全エリアの消毒に加えて、会場スタッフの指示の下で、整然と千観客の入退場が行われました。

Guitarricadelafuente、オープニング・コンサートでも演奏した84、Sidecarsなどのサウンド・テクニシャンを務めたアレックス・タピア(Alex Tapia)氏はサウンドにとても満足しているそうです。「私は何度もラ・リビエラに仕事をしたことがありますが、あの会場でミックスをするのが大好きです。L-Acoustics の音は素晴らしく、PAアシスタント・テクニシャンのブルーの・フェルナンデス(Bruno Fernandes)さんが常に完璧に調整してくれているので、仕事がとても楽になります。すべてが瞬時に機能し、ステージ上で何も問題が起こらないことも、物事をスムーズに進めるための基本です。私にとっては、この危機的状況の中で苦しんでいるこの業界を少しずつでも救おうとしているクルー・ネーション・フェスティバルは素晴らしい取り組みだと思います。このフェスティバルに参加できたことをとても喜ばしく思っています。」