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2021/06/28

L-Acoustics K3がThe Vermont Hollywoodで グランドデビューしました

Hiroyuki Tanabe
ブログ
固定設備で北米初のL-Acoustics K3は、The Vermont Hollywoodに。


RAT Sound Systemsが固定設備で北米初のK3スピーカーシステムを設置


2021年6月
ハリウッドほど美化を表す「glow up」という言葉が似合う都市はないでしょう。The Vermont Hollywoodが目指しているのは、この変革のコンセプトが、社交界の人々やセレブと同じように、ハリウッドのエンターテイメント施設にも当てはまるということです。


1939年にオープンした当初は「キャンパス・シアター」と呼ばれ、ノース・バーモント・アベニューとサンタモニカ・ブルバードの角にある賑やかな場所にあった映画館でしたが、現在の所有者であるMCAP Partnersによって大規模な改築が行われました。彼らは、この新しく生まれ変わった空間を、「ロサンゼルスと世界中で、究極のコンサートとイベントを体験するためのゴールドスタンダード」にするという、高い目標を掲げました。この目標を完璧に実現するためには、The Vermontが北米初のL-Acoustics K3スピーカーシステムを常設していることが重要な鍵となります。このK3スピーカーシステムは、カマリロに本社を置くL-Acoustics認定プロバイダーRAT Sound Systems, Inc.によって供給・設置されました。

「コンサートやイベントの世界的なゴールドスタンダードになる、という我々のビジョンを実現するためのコアは、K3システムの導入から始まる最先端のエンターテイメントインフラです。」とMCAP Partnersの共同創業者兼マネージングパートナーであるジャック・マサキ(Jacques Massachi)氏は述べています。「K3導入に関してアーティストやプロダクションから受け取ったフィードバックは、驚くほど協力的で、熱く、全体的に100%ポジティブなものでした。また、K3システムに触発されて、我々の他の制作インフラの水準が上がり、効果的に最高の機材を手に入れることができました。」

RAT Sound社がL-Acoustics K3システムを設置しました。
新しいステージの両サイドに8台のK3のフライングアレイが設置されています。
ステージから見たVermont Hollywoodのオーディエンスエリア

サンタモニカに本社を置くRyder Design & Architecture社が設計した約1,021平方メートルの多目的ライブパフォーマンス会場は、幅17m、奥行き23mのメインルームと奥行き9mのバルコニーを備えており、1,200人の収容力を持っています。当初RAT Sound社はL-Acoustics K2やKaraシステムを検討していました。「初期のSoundvisionモデルでは、K2はこの空間に必要なパワーをはるかに超えていたので、うまく機能するとわかっていたKaraに切り替えました。」とRAT Soundのシステム統合マネージャーのアダム・フィゲロア(Adam Figueroa)氏は振り返ります。「フライングで、より多くの低域をサポートしたかったので、片側10台のKaraと、各アレイの後ろに4台のSB18サブウーハーを吊って組み合わせましたが、サイトライン的に理想のソリューションではありませんでした。」

偶然にもその頃、L-AcousticsのK3が発売されるというニュースが流れました。「K3はまさに我々が必要としていたものでした。」とフィゲロア氏は付け加えます。「K3は、サブウーハーを吊ることなく、我々が求めていたコンパクトなフルレンジシステムを実現してくれました。K3は、設計変更を最小限に抑えることができ、すべてにおいて理想的でした。」

現在設置されているThe Vermont Hollywoodのスピーカーシステムは、メインシステムとして片側8台のK3、フロントフィルでステージリップに4台のKiva II、そして6台のKS28サブウーハーがステージ下に配置されています。左右のサイドフィルはA15 FocusA15 Wideで構成され、ステージ上にはX12モニターが設置され、ロビーにはショートスローのX4i5XTエンクロージャーが設置されています。全システムはLA12Xアンプリファイド・コントローラーでドライブされ、FOHのL-Acoustics P1プロセッサーからAVBで接続され、同時にAESフォールバックされています。また、メインPAの制御と分散型オーディオシステムの処理のためにQSC S-SYSシステムが設置されており、会場のFOHにはDiGiCo SD12ミキシングコンソールが設置されています。

ロビーのX4iとX5コアキシャル・システムの様子
5XTとX4iコアキシャル・システムがロビーエリアをカバーしています
ロビーに設置されたショートスローの5XTフィルの様子
ロビーに設置されたショートスローの5XTフィルの様子

以前、コーチェラやハリウッドボウルでL-AcousticsのK1とK2システムに感動したマサキ氏は、K3を聴いた時も同様に感動したと説明します。「初めてThe Vermontでプレイバック素材を使ってK3システムを聴いたときは、単純に圧倒されました。体の隅々まで響いてきて、壮大で魔法のような体験でした。私たちは、音楽がいかに多くのレベルでインスピレーションを与えるかを知っていますが、これほど正確かつ見事に増幅された音楽を聴くことで、アーティストの創作意図をより深く理解することができました。私たちのお客さまは、本当に楽しくて魅力的な体験ができる空間にいることを感謝してくださると思います。」

「プライベートでもビジネスでも、私は常に卓越性を追求することが成功の鍵だと信じています。K3システムを最初に導入したのは名誉なことですが、それだけではなく、The Vermontに良い意味で規格外をもたらすサウンドシステムを持つことで、アーティストやゲストに最高のサウンドスペースを提供することができるのです。」

マサキ氏は、このプロジェクトで大きな役割を果たしたRAT Sound Systems社も高く評価しています。「特にアダム・フィゲロアさんには、彼の知識、リーダーシップ、そしてハードワークに感謝しています。「彼らのおかげで、何もなかった会場が、技術的に優れた会場に生まれ変わりました。L-AcousticsとRATと協力したおかげで、私たちは間違いなく大成功を収められました。そして、皆さんに私たちのK3システムを聴いていただくのが待ち遠しいです。」

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