今回は、東京国際フォーラム様にお邪魔してきました。東京国際フォーラム様は、ホールC,D7,D5,移動用システムとして、Dolby Lake Processor,L-Acousticsスピーカーシステムを導入いただいております。

ホール C

座席数1,502、3フロアーのホールCでは、5台のDolby Lake Processorが活躍しています。コントロールしているスピーカーはEAW社のKF850,KF300i 。
他にサブウーファー,フロントフィル,アンダーバルコニーなど、全てのスピーカーがDolby LakeProcessorでコントロールされています。
音響調整室とアンプ室の間はLANケーブルが敷設され、調整室からコントロールとモニターリングが行えるようになっています。
また、無線LANを用いて、客席からのコントロールも行えます。

東京国際フォーラム・音響担当の皆様は、「ぬけがよく、小さい音でも明瞭度がアップした感じがする。既存のスピーカーシステムが、クロスオーバーの変更のみで、クオリティーアップした。」と、たいへん驚かれていました。
115HALL C 
© TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.
  Dolby Lake Processor

 


 

ホール D7
引出し式の座席を採用し、映画、演劇、コンサート、展示会、などフレキシブルな利用ができるホールです。
天井の「立体昇降トラス」に、メインスピーカーとして115XT HiQが、L,C,Rで1台づつの合計3台、センタースピーカーとして12XTが同じように、L,C,Rで1台づつ、合計3台が設置されています。
また、シーリングスピーカーとして8XT 12台が天井に設置されています。
これらのスピーカーは、アンプ室に設置された6台のDSP内蔵4chアンプ、LA4によって、コントロールとドライブが行われています。
音響調整室とアンプ室間はLANケーブルが敷設され、L-Acousticsのコントロールソフトウェア、LA Network Managerを用いて、LA4を音響調整室からコントロール&モニタリングが行えるようになっています。
今回は、ご紹介できないのですが、ホールB5では、12XTx12台、LA4x3台をお使いいただいております。
  HALL D7
© TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.

 

MAIN SYSTEM (115XT HiQ L , C , R )   115XT HiQ

 

CENTER SYSTEM (12XT L , C , R )   12XT

 

8XT   LA4

 


 

移動システム

移動用システムとしてKIVAx12台、KILOx4台、SB118x4台、LA4x4台、そしてMESA EQコンフィグレーションのDolby Lake Processorをお使いいただいています。
サブウーファーのSB118の上に、バンパーのKIBUが取り付けられる、オリジナルのスピーカースタックプレートを乗せ、その上にKIVAとKILOがスタッキングできるようになっていました。

現場の内容により、トラスやバトンにフライング。スピーカースタンドに立てられるようにするアクセサリーKIETを用いて、KIVAをスタンド立てして使用したりとシステムの内容を変更してお使いいただいています。

様々なアプリケーションに対応できるシステムの特長を有効に使われているようでした。
KIVAx6/KILOx2/SB118x2   Amp Rack & Dolby Lake Processor   Amp Rack Rear