2018年7月

L-Acousticsはルドヴィコ・エイナウディのドイツ ツアーにSRを提供しました。

イタリアのピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディは、ミニマル・ネオ・クラシックとポップ・アダプテーションを組み合わせた有名な作曲家で、何年も世界の大きなホールでツアーを続けています。2018年の春、この有名な音楽家は、現在のワールドツアーの一環として、アジアおよび北アメリカを訪れる前にドイツで演奏をしました。エイナウディ氏のダイナミックで、透明感あふれるピアノ演奏を、全ての会場に届けるために、ドイツのサービスプロバイダーsatis&fyは、K1K2、そしてサイドフィルとニアフィルドとして、KaraKivaのL-Acousticsシステムを使用しました。

ソロ コンサートとは対照的に、エイナウディ氏は伝統的な楽器と独創的な楽器を組み合わせたアプローチを行い、新しいジャンルの楽曲を実現させるために、今回のツアーで様々なミュージシャンをステージに招きました。「エイナウディ氏の音楽は、ホール内のどの場所でも変化せず、均一に体感できないといけません。」と、L-Acousticsのシステムエンジニア、Lucien Götzは説明しています。「ボーカルをしっかり聞かせたいロックやポップ音楽と比べて、ステージのサウンドはできるだけ自然に再現する必要があります。」

メインPAとして、Götz氏は片側に12台のK1と、ダウンフィルとして4台のK2、それぞれKara 16台の2つのアレイをサイドPAとして使用しました。12台のKivaは、舞台の端にスピーカースタンドに立てられ、リップフィルとして設置されました。アウトフィルは、ARCS II  3台の2つのアレイが使用されました。

「透明度に関して言えば、L-Acousticsには比類がないと思います。」と、Milo Benericettiは言っています。彼はFOHエンジニアとして、様々な音源を均一に体感できるようミキシングを行っています。「エイナウディ氏の曲は、実はクラシック・コンサートホールに合うよう組み立てられています。しかし、L-Acousticsシステムを使用すると、大規模なホールでも音のすべてを細かく聞き取ることができます。Benericetti氏は世界中の約250のショーに同行しています。 しばしば現地PAを使用しますが、「ほとんどの場合、私が最初に希望した L-Acousticsが使用されています。」と言いました。

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ステージ中央で、ルドヴィコ・エイナウディ氏がピアノを演奏し、囲むように様々な弦楽器、ギターや打楽器が配置され、モーグ・シンセサイザーが低域を補強していました。「SB28サブウーファーは、主に個々の楽器のエフェクトシステムとして使用され、特定のコンサートでのみ使用されました。したがって、K1はホールエリアのほぼ70%でフルレンジのSRを提供しました。」と、Götz氏は述べています。SB28は、間を開けて設置され、一貫したカバレッジを提供し、ステージに可能な限り負荷がかからないように、床に平らに配置されました。「実は、一定の間隔を開けて設置する典型的なパターンではなく、特別な構成として、ステージの両側でダブルスタックを70°の角度で外に向けて、サイド席をカバーしています。」

このようなプロダクションで、重要な音質だけでなく、物流の面でも、L-Acousticsシステムで納得しています。「PAも含めて、すべてのオーディオ機材を一台のトレーラーで運搬できました。」と、Götz氏は言っています。