ポースト・マーロン『Runaway Tour』の第二弾は北米で行われました。

2020年5月

Thunder Audioは、K1/K2システムと4台のDiGiCo SD-Rangeミキシングコンソールを使用して、アーティストの最新アルバム『Hollywood’s Bleeding』をサポートする最新の北米ツアーに参加しました。

ポスト・マローンは、昨年8月に終了した『Beerbongs & Bentleys Tour』で世界中で100以上のライブを行った直後、3週間の短い休止期間を経て、9月6日にリリースされた3枚目のフルアルバム『Hollywood’s Bleeding』をサポートのため、38日間の秋のツアー『Runaway Tour』へと戻ってきました。北米ツアーの第2弾は2月初旬に再開され、2020年のパンデミックの影響でライブツアーが延期される3月までの間、ポスト・マローンは22回のショーを行うことができました。『Beerbongs & Bentleys』と比べて、『Runaway Tour』で演奏された楽曲の多くは新しいものでしたが、デトロイトに拠点を置くThunder Audio社が供給・展開したL-Acoustics K1/K2ラウドスピーカー・システムを使用することに変わりはありませんでした。

ポースト・マーロン『Runaway Tour』の第二弾は北米で行われました。


今回のツアーでは、ほとんどのアリーナで従来のPA構成が採用されましたが、メインハングとして片側16台のK1の下に4台のK2がフライングされ、それぞれのハングの後ろに12台のKS28サブウーハーがカーディオイド構成でフライングされ補強されました。隣接するアウトフィルアレイはそれぞれ16台のK2で構成され、追加された18台のKaraエンクロージャーによる2つのハングと一緒に 270°の客席エリアをカバーしています。低域の強化は、カーディオイド構成でグラウンドスタックされた24台のKS28エンクロージャーによって提供され、各サイドに2台のK2スタックを2か所、さらにステージ突き出しの最後尾の中央に1台のKaraを配置することで、フロントフィルを分散させています。LA8によってドライブされた270°のハングとフロントフィルを除いて、すべてのシステムはLA12Xアンプリファイド・コントローラにてドライブされました。ツアーの全ての信号は、6台のMilan認証のL-Acoustics P1プロセッサーを介してAVB経由でルーティングされ、LA8はP1プロセッサーから短い距離でAES信号を供給され、完全にデジタル伝送されています。

最新ツアーではシステムエンジニアを務めたジュリアン・ゲイツ(Julian Gates)氏は、Soundvisionの新しいAutosolverツールが非常に役立ったと語っています。「AutosplayとAutofilterのおかげで私の仕事はとても楽になりました。これらのツールのおかげで、測定マイクを6ヵ所にセットする必要があったのが、アレイごとに1つか2つにまで減り、最終的な結果を得るまでの時間が大幅に短縮されました。Autoclimateも素晴らしいですね。温度と湿度を監視するために使用することで、大きな違いが生まれました。L-Acousticsが提供するこれらの素晴らしいツールのおかげで、私の仕事はより簡単に、より速く、より効率的に、より一貫性のあるものになりました。」

ツアーのL-Acoustics PA は Thunder Audioに提供されました。


ゲイツ氏はまた、L-Acoustics P1がツアーにおけるサウンドの成功の鍵であると指摘しています。「FOHに2台のP1ユニットで、コンソールからのフィードのサミングを行い、さらにステージ左に2台、ステージ右にも2台のP1ユニットを設置してディストリビューションを行いました。AVBを経由してLA12Xアンプですべてをドライブすることで、非常にソリッドなリグになりました。このセットアップが提供する明瞭度、解像度、パワーは非常に高く、K1/K2アレイと組み合わせることで、オーディエンスは、たとえ会場の最後列席にいたとしても、アーティストが演奏しているステージ上にいるかのように感じられます。感動で鳥肌が立ってしまいました!」

FOHエンジニアのジョセフ・ヘロウ(Joseph Hellow)氏は、コーチェラ2018以来、ポスト・マローンと一緒に仕事をしてきました。彼とモニター・エンジニアのトラヴォン・マーティン(Travon Martin)氏は共にDiGiCo SD5コンソールを担当し、加えて、ツアーではオープニング・アクトのSwae Lee、Tyla Yaweh、その他のゲストのためにSD10デスクがペアで使用されました。「私は、DiGiCoのSDプラットフォームを完全に信用しています。」とヘロウ氏は述べます。「ポスト・マローンは普通のアーティストではないし、私はそれぞれのショーでスタジオ・レコーディングのようなアプローチをしようとしています。」とヘロウ氏は語ります。SD5、Wavesプラグイン、SoundGridとの統合を使用したBurlとSymphony I/Oを使用することで、ライブのセッティングでこのような深みとディテールを表現するツールを手に入れることができました。」

「これまでの経験を通じて、私は多くのサウンドシステムを使用してきましたが、アプリケーションに適したシステムがどれほど重要であるかを実感してきました。」と続けます。「ほとんどの人は、なぜポスト・マローンのツアーサウンドがこれほど魅力的なのかを正確に理解していません。L-Acousticsは、毎晩最高のショーを観客に提供するという使命を果たすために必要なツールを提供してくれるのです。このサウンドシステムの効率性と信頼性は、私たちがツアーでそれを実現するために必要な自信につながっています。」

ゲイツ氏は、2月と3月のショーでは、彼と他のオーディオ・クルーがサウンドについて多くの賞賛の声を聞いたと付け加えます。「アレイとフィルの間のシームレスなトランジションから、インパクトがありながらも滑らかなサブカバレッジまで、良いフィードバックばかりです。アリーナのどの席でもローエンドが感じられることはこのジャンルでは非常に重要なことです。ジョーさんは毎晩ポスト・マローンのショーのミキシングを担当してくれましたが、L-Acousticsは、彼がコンソールの前に立つたびに、信頼できる素晴らしいサウンドのPAを彼に装備させるための適切なツールを提供してくれました。彼がコンソールに足を踏み入れるたびに、信頼できる素晴らしいサウンドのPAを彼に装備させてくれたのはL-Acousticsのおかげです。」

「Thunder AudioとL-Acousticsとは長い付き合いですが、グレッグ・スナイダー(Greg Snyder)氏とThunderのチームは、必要に応じてPAとスタッフの両方に対して最後まで調整を行い、これまでにないほどのサポートをしてくれました。」とPostyCo プロダクション・マネージャのデニス・ダニールズ(Dennis Danneels)氏は述べます。「Posty Touringで仕事をしていた期間、他のタイプのPAを使用してきましたが、私はやはり常にK1/K2のシステムに戻りたいです。このシステムで得られる利点は日々の仕事を楽にしてくれますし、ポスト・マローンの多忙なツアーリングスケジュールでは、まさにそれが必要とされています。」

「K1/K2は配置の効率性に加えて、会場から会場までの一貫性が非常に高いです。会場のニーズに応じた調整が行われ、PAはカバレッジと明瞭度の点で一貫性を保ちながら、毎晩要求される適切なパワーを提供してくれました。このPAの能力と、その実現方法を理解しているオーディオ・クルーが一緒になることで、毎晩ファンの方々に最高のサウンド体験を提供することができました。」と述べています。

ポスト・マローンのFOHエンジニアのジョゼフ・ヘロウ氏(左)、プレイバックエンジニアのウィリー・リントン氏(右)は『Runaway Tour』のFOHで DiGiCo SD5とSD10ミキシングコンソールとL-Acoustics 108Pニアフィールドモニターを使用しました。

パンデミックの影響で延期されるまでは、『Runaway Tour』のコンサートは毎回満席でした。