Soundvision

商品概要
3D シミュレーションソフト
- 3D音場シミュレーションソフトウェア
- カバレージとディレイモードにおけるリアルタイムマッピング
- 扱いやすい3Dグラフィックインターフェース
- 複数のウインドーを一画面で表示
- タイムアライメントのためのディレイ値をマッピング
- サブウーハー情報の表示
- フリーソフト
- 対応OS:Windows/Apple
Soundvisionについて
音響シミュレーションプログラム
SoundvisionはL-Acousticsシステム(WSTラインアレイモデル・同軸ポイントソースモデル)における音響的/機械的ミュレーションをサウンドデザイナーに提供します。L-Acousticsが持つ「音源から放出された音の挙動に関するモデリング」の豊富な経験をベースとし、Soundvisionは初のリアルタイム3Dサウンドデザインプログラムとなっています。
システムカバレージの可視化と音圧算出をリアルタイムで実現
Soundvisionは複合的な要素を含む会場構成と音響システムに対して、音圧(SPL)カバレージやマッピング、ディレイカバレージ(またはマッピング)を算出します。スピーカー配置/エイミングの検討や室形状の入力は、水平ビュー(プレーン)または垂直ビュー(カット)から行います。インパクトカバレージ・SPLマッピング・ディレイの値は、受音面における直接音に基づいて算出されます。
必要な情報を提供するユーザーモード選択
マッピングモードはオーディオコンサルタントの皆様に詳細な情報を提供します。カバレージモードはツーリングサウンドエンジニアの皆様に実用的なツールを提供します。複数のスピーカーやアレイを用いたシステムで必要になるタイムアライメント情報はディレイモードで可視化できますし、ツーリングチームのリギングスタッフや固定設備施工の施工担当者様には、メカニカルデーターによる詳細なセットアップ情報を提供します。
Soundvisionオンラインデーターベース
L-AcousticsのWebサイトから入手できる「世界の会場データーベース」を利用すると、あらかじめモデリングされた会場の室形状ファイルに、自身のツーリングキットを組み込むことができます。これにより、エンジニアは会場に合わせたシステムデザインの準備・最適化を素早く行えます。Soundvisionユーザーコミュニティーへの参加者のおかげで、ロード中のエンジニアはシステムデザインと最適化のプランを、現場に到着する前に正確に予測できます。
特徴
ギグをデザインする
3Dモデリング
サウンドシステムの設計を開始するために、シンプルな会場モデルを作成します。また、サウンドシステム設計の精度を高めるために、高度なモデルを構築することもできます。
サウンドシステムを構築する
L-Acousticsスピーカー、ラインアレイ、またはサブウーハーを3D環境に配置し、聴衆全体へのシステム音圧レベル(SPL)の分布をすばやく評価します。対称関数を使用してソースを複製およびリンクします。変更を加えると、両方のソースに影響します。
リアルタイムマッピング
スピーカー単体またはシステム全体の音圧レベル(SPL)を、選択した周波数帯域で正確に予測します。結果はdBA、dBC、dBアンウェイトで得られます。ディレイモードでキャリブレーションプロセスを準備し、ソースのアライメントを開始します。
Gigを最適化する
オートスプレィ(Autosplay)
ラインソースの垂直方向のカバレージを評価し、オートスプレィで最適なメカニカルアレンジを施します。SPL分布の目標を定義すると、オートスプレィがエレメント間の角度を微調整し、波面整合性とSPL分布の両方を最適化します。
オートフィルター(Autofilter)
オートフィルターでオーディエンス全体の高域周波のレスポンスをリニアにします。高速計算により、オートフィルターはリニアフェーズFIRフィルターを使用して、限られたリソースで、定義された目標のコンターに従ってラインソースレスポンスを均等化します。現場の大気条件を調整し、実際の条件で最良の結果を得ることができます。
デザイン基準
Soundvisionは、設計の品質をすばやく評価するための基準と指標を提供します。スピーカーの位置、エレメント間の角度、アレイ処理、大気条件などを調整し、SPL分布や周波数レスポンスの安定性への影響を評価します。Soundvisionの結果で学習し、経験を積んでください。
ギグをインストールする
メカニカルビュー
メカニカルビューを開き、寸法、重量、荷重情報を取得し、現場での設置準備、リギングの固定、安全性の確認ができます。
インストレーションレポート
機械的なレポートにより、現場での設置時間を短縮し、システム展開のための適切な情報を提供します。
連携
SoundvisionのプロジェクトデータをLA Network ManagerやL-ISA Controllerに取り込むことで、貴重なセットアップ時間を短縮することができます。
コネクション
スケッチアップ(SketchUp)
スケッチアップを使って複雑な3Dシーンを作成し、SU4SVプラグインを使ってSoundvisionに直接エクスポートすることができます。
EASE
GLLライブラリを使用して、設計を正確にシミュレートします。
CLF
アレイ化できないスピーカーにはCLFファイルを使用し、CATTやODEONでモデリングします。
付加価値
会場データベース
Soundvisionユーザーコミュニティの貢献により、Soundvisionウェブページからすぐに使える認証済み会場モデルを入手することができます。
カメラツール
デザインにカメラを挿入して、複数のビューを正確にセットアップすることができます。画角機能を活用して、アーティスティックな画像を作成したり、Soundvisionのビューと実際のカメラのビューを一致させることができます。
L-ISAサウンドシステムの設計
L-ISAのトレーニングを受けたエンジニアは、専用のシミュレーション機能を利用して、会場に最適なL-ISAの設計をに行うことができます。
更新履歴
Soundvision 3.10.1 – 2023 年 8月
- 新しいL シリーズソース、16 チャンネル・アクティブ プログレッシブ カーバチャー WST エンクロージャーである、L2 およびL2D に対応しました。
- 新しいLA7.16、16 チャンネルアンプリファイドコントローラーに対応しました。
- Autofilter のアルゴリズムを改善しました。(すべてのソースに対して)
- Autosplay 非対応ラインソースのdmin ポジションを制限するようにしました。
- Ai-FIXBRACKET を使わないでKS21i をスタックする際の最大制限数を4 コから3 コに減らしました。
- ダウンフィルのKara II およびKara IIi でPanflex が選べるようになりました。
- このリリースから64 ビット OS が必須となります。
修正した問題
- 重量中心が正しくないため、不正確なサイトアングルが算出される。
- Panflex を70°または90°に設定しているK2 ダウンフィルをKara II に変更すると予期せぬ動作となる。
- Delay モードで赤色インパクトポイントにマウスを重ねると不完全な情報を表示する。
- Source cutview 設定で不連続しきい値を変えると予期せぬ動作となる。
- #パラレルがカスタム設定の状態でエンクロージャー数を変えるとゾーニンググループがリセットされる。
- Loudspeaker data における様々なユーザーインターフェイスの問題。
詳細は下記ダウンロード項目内のリードミーを参照ください。
推奨コンピューター
推奨するコンピューター仕様
●OS: Windows 10、またはMac OS High Sierra(OS X 10.13)から macOS Monterey(12)まで。
●メモリー: 1GB以上
●プロセッサスピード : 1.2 GHz 以上
●ハードディスク空スペース:100MB 以上
●ビデオカード:
-Intel HD、Iris graphics(Intel GMA、Intel Extrema Graphicsはサポート対象外です)。
注意:Intel HD Graphics 5500グラフィックカード(プロセッサー: i3-5005U、i3-5015U、i3-5010U、i3-5020U、i5-5200U、i5-5300U、i7-5500U、i7-5600U)搭載のPCは、ドライバーバージョンを10.18.15.4279 (インテルパッケージバージョン 15.40.7.4279以降)以上にアップデートしてください。これに満たないバージョンのドライバーはマッピング結果を正常に表示できません。
-GeForce カードシリーズ 8 以上
注意:次のモデルは互換性がありません: GeForce 256、GeForce 2シリーズ、3 シリーズ、GeForce 4 シリーズ、GeForce FX シリーズ、GeForce 6 シリーズ、GeForce 7 シリーズ。
-ATI Radeon HD 2000 シリーズ以上
●サードパーティーソフトウェア:Adobe Reader
Su4sv SKETCHUPプラグイン
SU4SVは、SketchUp(MakeまたはPro)で描画した3DルームデータをSoundvisionにインポートするSketchUpプラグインです。
SU4SVの新機能
2019年6月:SU4SV v7
- 古い機能を削除しました。
詳細はヘルプを参照してください。
パブリックリリースの履歴
- 2019年6月:SU4SV v6
-ドキュメントを更新しました。 - 2017年6月 SU4SV v5
-macOS Xに対応しました。
-ドローイングエリアが空白の場合は、エクスポート機能を使用できません。
-凹面機能を改善しました。
-Hide(ハイド)したサーフェスはSoundvisionにインポートされません。 - 2015年11月 SU4SV v4.09はシンプル化し、互換性のためにこれまでの機能のほとんどを削除しました。
- 2011年11月30日 SU4SV v4.4
- 2011年11月10日 SU4SV v4.3
Soundvision Quick Start: 日本語翻訳(動画)
01 Tool Boxの紹介
02 3D Data Toolboxについて
03 サーフェスの作り方
04 バルコニーとレボリューションについて
05 3Dシーンのナビゲーション
06 スケッチアップからのインポート