2020年12月
ライダー適応性の高いKシリーズとAシリーズは、オランダ、メッペルの文化拠点のコンペで勝利します

オランダ北東部のシャウブルク・オフテロップ(Schouwburg Ogterop)は、古典的な作品、演劇、ダンス、キャバレー、音楽から現代的なショーまで、さまざまなプログラムを開催しています。2020年初めに劇場の歴史的な大ホールに新しいサウンドシステムを導入することが決定されたとき、オフテロップ劇場の技術チームはオーディオ・イノベーション・ファンデーション(AIF)に、様々な種類の作品に対応できるソリューションを検討するよう依頼しました。厳正な選定プロセスの結果、L-Acoustics KシリーズAシリーズは、必要な高音質、優れた音声明瞭度、リスニングエリア全体にわたって一貫したカバレッジを兼ね備えていると判断されました。

L-Acoustics KシリーズとAシリーズは、必要な高音質、優れた音声明瞭度、リスニングエリア全体にわたって一貫したカバレッジをオフテロップ劇場に提供します。

AIFは、ライブイベント市場でのSR品質の向上を目的とした非営利団体です。独立したコンサルティングとプロセスの円滑化を提供しています。オフテロップ劇場では、エリック・ヘンドリックス(Erik Hendriks)氏、タイ・ムンテン(Thei Munten)氏、ロブ・フーデー(Rob Goedee)氏のAIFチームが、劇場が公共施設であることから、競争入札による購入手続きを行い、最高の経済的利益を確保し、会場に最適なシステムを選択しました。

「誰もが非常に個人的な方法でサウンドシステムを感じて体験します。」とヘンドリクス氏は説明します。「しかし、彼らが何をどう聴いているかを説明したり、それを定性的に評価したりできるようにすることは、もっと複雑です。」

ヘンドリクス氏は、劇場スタッフのために、既存のサウンドシステムの試聴と評価を行う日を設け、さまざまな評価基準を見極めるためのトレーニングを行いました。参加者全員は、音響スタッフ、照明スタッフ、制作責任者、ゲストエンジニア、観客など、特定の役割の重要性に基づいてシステムを評価しました。

「このプロセスにより、PAシステムが実際に音で何をするのか、劇場内の各役割に与える影響を評価し、先入観を排除する方法を学ぶことができました。」と、オフテロップ劇場テクニカルマネージャー、アンドレ・ポステュマ(André Posthuma)氏は述べています。

続いて、レネ・ファン・デル・リンデン(René van der Linden)氏やベン・ブラウワーズ(Ben Brouwers)氏を筆頭に、L-AcousticsオランダのパートナーであるFairlightを含む5つの主なスピーカーブランドのディストリビューターを招いてデモを行いました。「私たちはサプライヤーに、予算の範囲内で、シャウブルク・オフテロップに最善のシステムを提供できるかというシンプルな質問をしました。」とポステュマ氏は付け加えます。「非常に厳しい競争の末、L-Acousticsはシステムの品質とライダー適応性の評価で勝利しました。」

劇場の様子

シャウブルク・オフテロップ劇場のL-Acoustics Kiva IIメインシステム

A10i WiFoのセンタークラスター

最終的なシステム構成は、左右に1台のSB15サブウーハーの下に6台のKiva IIを吊り下げ、センタークラスターとしてA10i Focus 2台とA10i Wide 1台で構成されています。インフィルは左右にX8ステージ1台と、片側に1台のKS21iサブウーハーを追加しています。システム全体は、4台のLA4Xアンプリファイド・コントローラによってドライブされています。

「ファン・デル・リンデンさん、ブラウワーズさん、そしてFairlightチームがこの仕事に取り組んでくれたことにとても感謝しています。」とポステュマ氏は述べています。「そして、私たちは最終結果に非常に満足しています。」

「時には、想像力を掻き立てられる劇場がありますが、商業的な興味を超えて、L-Acousticsシステムを提供できることを光栄に思います。」とファン・デル・リンデン氏は結論付けています。「美しいホールと優れた音響効果を持つオフテロップ劇場は、そのような劇場になり、その技術スタッフとAIFのチームとのコラボレーションは、非常に優秀だと感じました。」

シャウブルク・オフテロップのテクニカルスタッフ。左から右へ:André Posthuma、Bas Kasten、Harrald Barten

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