2021年2月
Novatechは、KシリーズのメインアレイとSyvaのディレイシステムを装備し、「パーティーポッド」にいる、フェスティバルの参加者に均等なカバレッジを提供します

1月に南オーストラリア、アデレードで開催されたSummer Sounds Festival は、4週間の野外コンサートシリーズで2,100人の観客にライブサウンドの楽しさを伝えました。1月は18回のショーが開催され、4~6人ずつ収容できる「パーティーポッド」で安全かつ快適にフェスティバルを楽しむことができました。このフェスティバルはバーナード・ファニング(Bernard Fanning)、スパイダーベイト(Spiderbait)、ヘイデン・ジェームズ(Hayden James)といったオーストラリアのアーティストの曲で盛り上がりました。Five Four Entertainment、Groove Events、Secret Soundsの協力により、フェスティバルのプロモーターは、アデレードを拠点とするL-AcousticsレンタルネットワークのパートナーであるNovatechに、観客が切望していたフェスティバルのダイナミックなライブサウンドの提供を依頼しました。

ディレイとして、Syvaはパーティポッドの後部にマウントされ、Syva Subが地面に配置されました。


フェスティバルの参加者は、VIP、ゴールド、シルバー、ブロンズの座席パッケージから選ぶことができました。VIPポッドはステージに近い5列を占め、専用のトイレがあり、より早いドリンクサービスと、プレミアムドリンクのサービスを受けることができました。

ファンがポッド内に限定されている中で、観客エリア全体に一貫した明確なカバレッジを提供することが非常に重要でした。 そのため、Novatechのチームはこのフェスティバルに正確で丁慎重なサウンドデザインに取り組みました。メインPAは片側12台のK2ラインアレイエレメントと片側8台のSB28サブウーハー、フロントフィルとして4台のKaraで構成され、紗幕に隠された状態で使用されました。ディレイとしてNovatechはSyvaのコリニアラインソースに注目しました。それらはパーティポッドの後部にマウントされ、Syva Subが地面に配置されました。細身でありながらパワフルなSyvaは、ステージへの視界を確保しながら、後列のポッドを十分にカバーしてくれました。Novatechチームはフェスティバルの参加者に均一なカバレッジを確保し、ステージ上のミュージシャンのために10台のL-Acoustics X15 HIQをフォールドバックウェッジとして使用し、2台のL-Acoustics SB18サブウーハーで低域を補強しました。

Novatechのマネージングディレクター、レコ・ノヴァコヴィッチ(Leko Novakovic)氏は、このライブを体験する新しい方法の成功に圧倒されました。「観客が囲われて隔離されたことに抵抗しないかと心配していましたが、最初の週末ですべての疑念は取り除かれました。観客からの感想の約8割は、COVIDであろうとなかろうと、これからのフェスはすべてこのようなサウンド体験を提供するべきだということでした。ほとんどの人が快適さと贅沢さを求め、座れることを望んでいます。」と彼は説明します。「VIPセクションとゴールドセクションは、いい感じの白いフェンスと植物で囲われ、観客のためにテーブルと椅子も用意されています。本当に素敵なんです。さらに奥にあるシルバーとブロンズのポッドはデッキが高くなっているので、ファンたちにとって見晴らしの良い場所になっています。観客はこのシステムを一度体験しないと、その素晴らしさを理解することはできないと思います。」

ノヴァコヴィッチ氏は、このフェスティバルが可能になったのは、南オーストラリア州当局、特に同州の保健・公衆衛生局のニコラ・スパリエ(Nicola Spurrier)氏の支援のおかげで、南オーストラリア州のスティーブン・マーシャル(Steven Marshall)首相の承認を得ることができたと加えて説明します。

サマーサウンズフェスティバルの成功は、プロモーター、プロバイダー、地方自治体、アーティストの間の緊密な協力関係が、パンデミックの間にライブ音楽を体験するための革新的で持続可能な方法を可能にしていることを実証しています。

12台のL-Acoustics K2ラインアレイのメインシステム

Novatechがラインアレイをセットアップしました。

低域がSB28によって提供されました。

L-Acoustics KaraはVIPポッドにフロントフィルを提供しました。