イマーシブ・ハイパーリアル・サウンド・テクノロジは、オリジナルプロダクション『Dionysos Rising』の意欲的なサウンドスケープの完全性を尊重します

2019年3月

『Dionysos Rising』は、Roberto David Rusconi の新しいオペラでイタリアのボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団が活気に満ちた演奏をする OPER.A 20.21プログラムの一つです。この作品は、ギリシャ神話に登場する豊穣とワインと酩酊の神であるディオニソスの神話に現代的なアレンジを行った、精神障害に苦しむ患者のリハビリテーションセンターが舞台。

Roberto David Rusconi氏は、ハイドン管弦楽団の2019年プログラム「アーティスト・イン・レジデンス」として招聘された、オペラ、演劇、ダンスのイマーシブ・ミュージック体験、映画やテレビの音楽など、音楽に関する幅広い作品で有名です。『Dionysos Rising』では、ライブのボーカルと再生とともに、小さなオーケストラも演奏しています。この野心的なイマーシブ・サウンドスケープと複雑なオーケストレーションをはっきりと、明瞭に観客に伝えるために、Rusconi氏はL-AcousticsのL-ISAイマーシブ・ハイパーリアル・サウンド・テクノロジーに着目しました。


彼は最初にL-Acousticsサイエンス・アウトリーチ・ディレクター、Etienne Corteel氏にシステムを紹介されました。「私は、2014年に別のプロジェクトで出会って以来、Corteelさんと一緒に仕事をしたいとずっと考えていました。彼とL-Acousticsの社長兼創立者 Christian Heil氏に会って、L-ISAのクリエイティブな可能性を説明してもらいました。適切な時に適切な場所でその話を聞いて、なんてラッキーだと思いました。お互いの目標が一致し、オペラプロジェクトがちょうどスタートされたところでした。最高のものを探し始めたとたん、最高のものが見つかりました。」

Rusconi氏は数か月の間、自分のスタジオでL-ISA コントローラとプロセッサ をトレーニングをして、クリエイティブな可能性を探索してから、『Dionysos Rising』を再生できる技術的インフラの計画を、ショーのプロデューサに提案しました。「私は、誰でもオペラをプロデュースすることができますが、このように完全なイマーシブ体験を提供できるものは他にいないと彼らに言いました。」

プロジェクト全体を通してL-Acousticsと密接な関係を保つことは、Rusconi氏にとって非常に重要なことでした。「この2年間、自宅でも、リハーサルでも、最終的なL-ISA構成のデザインでも、オペラを上演することに十分なサポートを受けました。」と述べています。


『Dionysos Rising』の1月のプロダクションは、様々なパフォーマンスのための多目的スペースとして設計された、コンパクトな500席の会場「Teatro Sanbàpolis」で上演されました。15.1のL-ISA構成は、ステージフロントのシーンシステムとして5台のX12エンクロージャー、オーバーヘッドとサラウンドシステムとして10台のX8、そして観客席エリアの天井中央に2台のSB18サブウーハーが配置されました。すべてのスピーカーは、5台のLA4Xアンプコントローラーによってドライブされていました。

「L-Acousticsはすでに優れた製品をいくつも提供しています」とRusconi氏は続いて言います。「しかし、L-ISAテクノロジーはさらにレベルを高めてくれます。私たちは全員、ヘッドフォンでシミュレートする360度の感覚に慣れていますが、劇場の場合、比較すると劣ってしまう可能性があります。一方、L-Acousticsは、その問題がなかったように、ソリューションをもたらします。」これは、通常音の増幅があまり好まれていないオペラにとって非常に重要です。最高の品質の新しいテクノロジーができたことを、これから世界に伝えるべきです。」