オハイオ州、シンシナティ – 2018年3月 
Loud & Clear, Inc.は、XシリーズコアキシャルからK2アレイを携えて、ポピュラーミュージック・クルーズを実施中

当初からロックンロールは、ボリュームやエネルギーを許容できない会場に対して、威圧する表現を持つ芸術でした。おそらく、その最も極端な例は、成長し続けている音楽制作業界やアーティストをテーマにしたクルーズです。 その制作会社の1つ、シンシナティに本拠を置くLoud & Clear, Inc.は、黎明期からこの業界をけん引し、公海上でロックを楽しむためにL-Acoustics のスピーカーエンクロージャーとアンプを使用し続けています。

「我々は、あなたが思いつくことのできるロックミュージック全てのサブジャンルでクルーズをしています。」とLoud & Clear, Inc.の社長、Bill Deaversは言います。「1週目はミドルサイズの船で行う、カバレッジとオーディオのクオリティを最優先するムーディーブルース・クルーズのようなものかもしれません。それから2週間後、40のヘヴィアクトと、それを楽しみにしている乗客と一緒に、公海上で最も大きく、最も騒々しく、最もかっこいいクルーズである、モンスターズ・オブ・ロックで船出します。それらの間には、高品位なサウンドが不可欠である最高のプログレッシブロックのクルーズもあります。大型のK2SB28KaraエンクロージャーからコアキシャルX8フィル、X15 HiQウェッジまで、L-Acousticsのツールボックスを使用することで、あらゆるジャンルや、あらゆるステージで最高のサウンドを厳しい状況でも提供することができます。」

現在のところ、Loud and Clearは年20回もクルーズを行い、DeaversはK2とKaraシステムの軽さを高く評価しています。「我々のクルーはK2を背負い、階段で運ぶことができます。これはクルーズ船にとって便利です。我々は現在全部で3隻のチャーター船を所有しています。すべてのクルーズは売り切れており、予約待ちの方々もいます。また、これらの船首から船尾までL-Acousticsのスピーカーが設置されています。」

L-Acousticsの機材は、システムの重量と大きさの問題に関係なく、会場のニーズに合わせて設置することができます。「メイン・ショールームでは、いくつかの船でグラウンド・スタックシステムし、他の船ではフライングシステムとしてK2を使用します。」フライングシステムとして使用することは、軽量のK2でなければできないのです。K2を導入する前は、すべてのシステムはグラウンド・スタックでなければなりませんでした。「船にとって重量は重要であり、フライングが困難です。しかし、公海上にいるということで、保険的にグランドスタックのアレイが必要になりますが、同時に視角の問題を起こすことがあります。」

Deavers氏は、ほとんどのクルーズは105人まででクルーで運航しており、そのクルーを誉めています。特に、テクニカル・ディレクターのEric Cimini、プロダクション管理者のNate Schneider、及びJoe GilkeyとSteve Lagemannを呼び上げました。「彼らはクルーズを動かし、全ての仕事を担当する人たちです。私の仕事は出航の数ヶ月前から始まり、出航してから大半の時間はプロダクションオフィスにて過ごしています。全てが円滑に流れるのは彼らのお蔭です。」と言いました。

L-Acousticsの認定プロバイダの1つである Loud and Clearはどんな状況にも対応するために多種多様なスピーカーを在庫しています。「一部の船では、K2をインストールします。他のジャンルのいろいろな音楽を流す船では、Karaをベースとしたシステムを使用することもできます。」と説明しました。「いずれにしても、驚くべきカバレッジ、優れた音質と豊かな音量を提供することができるので、すべてのクルーズで観客は非常に楽しんでくれています。L-Acousticsのツールボックスは、海上のあらゆる船で、いつでも、何にでも対応することができます。」

Loud and Clearはミュージッククルーズを専門として、特注のステージの設計と構築をしています。各船には大きい屋外プールサイド・ステージがあり、特注のプールカバーを持っています。必要に応じてプールをステージに変更し、さらに広い会場を作ることもできます「ステージの設計も、プールカバーの設計も、私たちが行います。すべてはカリブ海の気候と風に耐えられるように設計されなければなりません。」

すべての船には少なくとも1つの屋外会場がありますが、その環境は機材に損傷を与えます。「これらのエンクロージャーは、繰り返しクルーズで使用され、酸性海水の豪雨から、風の吹かない直射日光の下でサブウーファーが120度まで上がることなど、厳しい気象条件にさらされています。言ってみればクルーズから金具を持ち帰ると、ロードケースのハンドルなどが腐食されていることがありますが、L-Acoustics金具は損失がなく、非常に丈夫です。それは数多くのクルーズを行う私たちにとってとても重要なことです。」

2月は忙しい月でした。Loud and Clearのクルーは、マイアミ発、2月4日から5日間Royal Caribbeanの「Brilliant」クルーズ船で行われたYESの「Cruise to the Edge」の機材を設置しました。Yes以外にも Cruise to the Edgeは、ジェネシスのスティーヴ ・ ハケット、ELPのカール・パーマー、グラス ・ ハマーやマリリオンなど、ロックの著名人が出演しました。クルーズのあと機材は、40 以上のアーティストが出演する「Monsters of Rock」の準備のためにすべてが船からトラックに積み込まれてシンシナティ本店まで運搬されました。

「多くのアーティストが集まれば、さまざまなコンソールとバックラインの要求を受けています。最も要求の多いアイテムを、各船のステージに設置します。すぐに対応できるよう機器はプッシュプルにしています。」とDeavers氏は指摘しています。

Monsters of Rockクルーズの詳細については、www.monstersofrockcruise.comをご覧ください。Loud and Clearの詳細については、www.loudandclear.comをご覧ください。