2024年1月
L-Acousticsは、2024年1月23日から26日までフランス、ル・マンで開催されるAudio Engineering Society (AES) International Acoustics and Sound Reinforcement Conferenceのプラチナスポンサーを務めます。L-Acousticsの教育・科学アウトリーチ部門に所属するエリカ・ラストが共同議長を務めるこの会議は、第一線で活躍する研究者や実務家が一堂に会して新しいアイデアを議論し、包括性と多様性を促進することで次世代の業界イノベーターを育成することを目的としています。このカンファレンスの組織委員会は、 エリカ・ラスト、マニュエル・ムロン、アダム・ヒル、エレナ・シャバリーナ、マルセル・コック、ハンナ・グッディーン、エティエンヌ・コルティール、デビッド・ウィリアムズ、ピーター・マップ、エディ・ボーグ・ブリクセン、ピエリック・ロットンなど、AES音響学および音響補強技術委員会の委員で構成されています。イベントは、EU最大級の音響研究室を誇るル・マン大学で開催され、ル・マン大学とのパートナーシップにより展開されます。

カンファレンス初日の基調講演では、L-Acousticsのプロダクト・マネージメント・ディレクターであるスコット・サグデンが講師を務め、サウンドとオーディエンス・エンゲージメントの複雑な関係についてより深い理解を参加者に提供します。

L-Acousticsは、大規模なイマーシブ・インスタレーションにおけるグルーブ知覚、メイン/サブ・サミング・クオリティ、Ambianceにおけるレゾナンス知覚、エンドユーザーにとってのMilan AVBの利点、スピーカー・システムの放射予測など、幅広いトピックについて5つの講演と3つのワークショップを行います。

AES International Acoustics and Sound Reinforcement Conferenceの来場者は、「Le Mans Sonore」フェスティバルも楽しむことができます。フランスの公共ラジオ放送局ラジオ・フランスが共催する「Le Mans Sonore」は、化学と文化をユニークな方法で融合させる文化イベントです。音楽、デザイン、コンテンポラリーアート、そして研究が交差するLe Mans Sonoreは、L-Acoustics公認パートナーであるNT Eventが設置した12台のSyva Low、13台のX8、4台のKS21サブウーハーによる360°L-ISA没入型構成の600席イマーシブ・オーディトリアムが展示の目玉になっており、ル・マン市の音響的専門知識を真に発揮したイベントです。AESの来場者は、イマーシブ・オーディトリアムで開催される、L-Acousticsが指導する2種類のイマーシブ・オーディオ・ワークショップに参加することができます。

「このAESカンファレンスは、私にとって特別な意味を持ちます。2017年にデンマークで開催された同カンファレンスに初めて参加したのは、フリーランスとして自分のオーディオ知識を深めるためでした。そこで、現在私のマネージャーであるエティエンヌ・コルティールと同僚のフランソワ・モンティニエスに出会いました。業界最高級の科学者たちと交流することができました。」とエリカ・ラストは語ります。 「その時の印象が強く残っているので、今回のカンファレンスに参加する学生たちにその気持ちを伝えたいと思います。L-Acousticsでは、ル・マンで開催されるこの会議を支援することを誇りに思います。現在、そして次世代の科学技術の最も優秀な頭脳が一堂に会し、音の将来を形作る一助となることを期待しています。」

エリカ・ラスト