2020年1月

Modulo Piは、Modulo KineticメディアサーバーとL-AcousticsのL-ISA Immersive Hyperreal Soundテクノロジーとの完全な互換性を発表しました。ビデオツールボックスと空間オーディオテクノロジーとの間で双方向の相互作用が可能になったおかげで、Modulo PiとL-Acousticsは完全なA/V用のリアルタイム・プロダクション スイートを提供できるようになりました。

L-ISA Immersive Hyperreal Sound テクノロジーは、サウンドをデザイン、ミキシング、プロセッシングするための多次元性オブジェクトベースのアプローチです。アーティストとファンとのつながりを強化し、生き生きとした自然で明瞭なオーディオをもたらします。すでに7,000以上の公演で実装されてきたL-ISAは、マーク・ノップラーボン・イヴェールなどのアーティストに採用されており、ARTECHOUSEやSpyscapeミュージアムなどの体験型の会場に固定設備として設置されています。

画期的なメディアサーバー・ソリューション・デザイン社「Modulo Pi」は、超ハイエンドで完全に統合されたメディアサーバー・ソリューション「Modulo Kinetic」を開発しました。2016年に発売されたModulo Kineticは、数々の賞を受賞したフランス西部にあるテーマパーク「ピュイ・デュ・フー」やパリの有名なデジタル・アートセンター「アトリエ・デ・リュミエール」などのメジャーな会場で使用されている、実績のあるソリューションです。

2020年1月、Modulo Piは、L-Acousticsの L-ISAテクノロジーを完全に統合したModulo Kineticの新しいバージョンをリリースしました。空間オーディオシステムは、Modulo Kineticのプリロードされた膨大なデバイス・ライブラリに組み込まれており、Modulo KineticとL-ISA間の双方向の相互作用を可能にします。

この統合によって、Modulo PiとL-Acousticsは、最先端のイマーシブ型体験のために、ビデオと空間オーディオ間のリアルタイムな相互作用を提供することができます。

例えばオペレーターは、Modulo Kinetic から直接 L-ISA ソリューションを簡単にコントロールすることができ、メディア サーバーのタイムライン・シーケンサー、3D エンジン、ノード・エディタ、または内蔵された ショー・コントローラーから空間オーディオのコントロールが可能になります。

L-ISAシステムは、メディアサーバーでエンコードされたメディア、またはModulo Kineticの3Dエンジンで作成された生成コンテンツとやり取りするために、オーディオソースのパンニング、広がり、距離、高さなどのデータをModulo Kineticに送信することもできます。

さらに、Modulo Kineticのネイティブ・トラッキング・モジュール「KineMotion」は、L-ISA が認定した追尾システムとなります。Modulo Kineticのオプションとして、新しいオプティカル 追尾モジュールは、L-ISAと同時運用の場合に自動的に音源の位置情報を提供することができます。

「サウンドデザイナーは、 L-ISAの新しいクリエイティブなツールにより完全に自然で包み込むようなサウンドスケープを作成し、想像できるあらゆる雰囲気で、リスナーを没入させる可能性を得ます。」と、L-Acoustics取締役員のギヨーム・ル・ノスト氏は説明します。「L-ISAコントローラーの機能をModulo Kineticに統合することで、オーディオとビデオの世界がブレンドされ、魅惑的で素晴らしいショーをより直感的に作成できます。

Modulo Piについて

2010年に創立されたModulo Piは、世界中のクリエイティブ、プロデューサー、技術者とコンタクトを取って開発された新世代のメディアサーバーを提供しています。その創設者兼CEOの持つメディアサーバー業界における15年以上の経験に基き、Modulo PiはModulo PlayerとModulo Kineticといった2つのシステムで、見事なビジュアル体験を提供します。Modulo Piの高い信頼性を持つ革新的なシステムは、規模や技術的な条件に関係なく、あらゆるプロジェクトのニーズを満たすように設計されており、企業イベント、テーマパーク、美術館、ツアーなど、さまざまな用途で数百ものプロダクションに採用されてきました。

詳細:modulo-pi.com(英語)