K2アレイが1万人のK-POPアーティストのファンに高い精度とパワーを提供します

2022年8月 アジア太平洋地域のファンを喜ばせる大規模なライブが復活しつつある中、この地域のビッグスターの1人が最近タイ・バンコクのインパクト・アリーナで2回のコンサートとファンミーティングを行い、完売させました。カリフォルニア出身のマーク・トゥアン は、ボーイバンドのスーパースター「GOT」7でK-Popのジャンルにその名を刻んで以来、ラッパー、シンガー、ソングライター、モデルとして国際的に活躍しています。今回、スポーツイベントや会議、コンサートなど多目的に利用できるコンベンションセンターを備えたインパクト・アリーナが、マーク・トゥアンのパフォーマンスに最適な場所として選ばれ、2夜にわたって1万人以上のファンが集まりました。

イベントのプロモーターは、バンコクを拠点に置く、イベント企画、タレントマネジメント、テレビ・音楽プロデュスとして活躍する4NOLOGUEが担当しました。彼らは、地元のオーディオビジュアルプロバイダーであるPM Center Co.Ltd.の信頼できる音響専門家チームに、タイ最大のコンサート会場のためにツアークラスの音響を依頼しました。「この規模のコンサートでは、常にL-Acousticsのシステムが第一の選択肢です。」と、PM Centerのビジネス開発責任者、Thanakorn Tangsereewongsa氏は語ります。同社は、公認プロバイダー・ディストリビュータのVision ONeからL-Acoustics製品を購入ています。「ほとんどのアーティストのコンサート・ライダーには、L-Acousticsが指定されています。我々の経験では、包括的なL-Acousticsシステムは、エンジニアにシステムの最適化とキャリブレーションのための専用ツールを提供してくれます。」

インパクト・アリーナは、高さ約9mの天井と平滑で硬い壁があり、サウンドデザイナーにとって難しい会場です。「私たちのチームは、反射が主な課題となることを理解していました」とタナコーン氏は説明します。「チームは、L-Acoustics K2のPanflex水平指向性により反射を抑え、パワフルなサウンドを観客席だけに届けることに成功しました。」 Soundvision 3Dモデリングソフトウェアを使用して、20台のL-Acoustics K2のメインアレイと、その後ろに8台のK1-SBサブウーハーによる2つのアレイで構成されたシステムが配置しました。片側9台のK2の下に、3台のKara IIを取付けたアウトフィルアレイと、6台のK2による2つのディレイアレイが追加され、ローエンドにパワーを加えるために、L-Acoustics SB28サブウーハー24台をステージ前面全体にグラウンドスタックしました。システム全体は、32台のLA8と6台のLA12Xアンプリファイド・コントローラによってドライブされました。

「Soundvisionで、PM Centerのデザインが会場のスペースに対して完璧な構成であることを確認しました。」とFOHエンジニア兼システムデザイナーのChayut Boonchuayjaroen氏は語ります。「そして、現場のLA Network Managerによるシステムのチューニングは、事前の計算のおかげで迅速かつ的確に行うことができました。これによって、明瞭で鮮明なサウンドのシステムで直感的にミキシングすることができるようになりました。」

PM Centerのチームは、L-Acousticsシステムの信頼性が高く、各ファンに均一なカバレッジと理想的なSPLを提供したことが、注目を集めるライブのサポートをまた依頼されると確信しています。「『PULL-UP』のために最初に選んだシステムとして、このシステムは期待を裏切りませんでした。私たちのチームがプロジェクトに施した完全な制御と最適化を、アリーナにいるマーク・トゥアンの熱狂的なファン全員が感じ、聞くことができる素晴らしい結果をもたらしました。」とタナコーン氏は締めくくります。

システムの様子