2004年にL-Acousticsは新たな回折モデル「DED」を開発しました。DED(The Distributed Edge Dipole)はAESジャーナルに発表され、低域サウンドデザインに論理的で予測可能な方法論を提供します。
DEDモデルは、スピーカーから放射した音がキャビネットエッジで回析する際に発生する、位相反転や群遅延について説明したものです。DEDモデルは、エンクロージャーのサイズや、物理的なカーディオイドアプリケーションのモデリングに適用されています。最新のサブウーハー設計には、ピーク音圧の増加を目的とした超低振動璧と、タービュランスノイズの大幅な削減を担うプログレッシブ形状ベントを採用しています。
L-Acousticsサブウーハーは、最新の音響特性、信号処理、コンポーネントの技術革新により、固定設備やツーリングなどの使用用途や、複数の動作モードに関わらず、優れたレベルのパフォーマンスを提供します。
■ エレクトロアコースティック
KS28はラージフォーマットシステムの周波数レスポンスを拡張するために設計されたリファレンスサブウーハーです。バスレフチューニングを施したエンクロージャーに直接放射型の高エクスカーション18インチトランスデュサーを2つ搭載。L-Ventラミナーベンテッドポートにより、高出力時のポートノイズと乱流を抑制するとともに低域の能率を向上します。
KS28の低域再生限界は25 Hz。L-Ventと組み合わせたトランスデューサーのエクスカーション能力が歪の少ない高出力を生み出し、物理的な配列と適切なプリセットの組み合わせでスタンダード/カーディオイドの指向性を提供します。
KS28はL-Acoustics初の「LA12Xアンプリファイドコントローラーのパワーを最大限に利用するエンクロージャー」です。LA12Xは先進のクロスオーバーとリニアライゼーションの機能を備え、L-Driveによりトランスデューサー保護を確実なものとします。スタンダードとカーディオイドのオンボードプリセットには、必要な低域コンターと多様なカップリングコンディションに対応する、2種類のローパスフィルターが用意されています。
■ フィジカル
キャビネット材にはバーチとブナの積層合板を使用。補強材との組み合わせにより板厚を最適化したパネルを用いることで、内容積の拡張、機械的な完全性、79 kgの重量を実現します。ソリッドなグリップ感で効率の良いハンドリングをもたらすエルゴノミクスハンドルを6つ備え、側面と底面のランナーによりグランドスタック時の安全を確保。2点吊りのサスペンションシステムはキャビネットにフラッシュマントされています。
●タイプ:
バスレフ
●アンプリファイドコントローラー:
LA12X
●低域再生限界(-10dB):
25Hz ([KS28_100]プリセット)
●最大音圧レベル:
143 dB ([KS28_100]プリセット)
●カバレージ:
スタンダードまたはカーディオイド
●トランスデューサー:
2 x 18インチ ネオディミウム アルミニウムダイキャストバスケット
●リギング:
フラッシュマウント 2点吊りシステム、KS28-BUMP
●サイズ:
W x H x D = 1351 x 550 x 702mm
●重量 :
79 kg
ラージ・フォーマットWSTラインソース
4in 4out DSP搭載 4ch パワーアンプ
KS28リギング金具
KS28用移動ドリー
KS28保護カバー
KS28用移動ドリー
KS28保護カバー